参院選で自民党に投票することは「政治家が優遇される国づくり」を支援することになる理由
いよいよ始まる参院選ですが、真の争点は「憲法改正」にあります。安保法制では自民党・安倍政権は散々改憲を訴えてきたわけですからね。
しかし、一方で国民の大半は憲法改正に消極的です。当然、これを争点にしてしまうと選挙で不利になってしまうわけですから、安倍首相は争点を隠します。
自民党・安倍政権の”前科”
街頭演説で口にするのは「経済政策」と「野党の批判」ばかりです。以前も、「安保法制」「集団的自衛権」という本来の争点を「アベノミクス」という言葉で隠してきたわけですよね。
そして、政権を握った途端に、これまで隠してきた「安保法制」「集団的自衛権」を前面に出したわけです。
「経済政策」よりも「命の危機」の方が重要度は高いわけですが、安倍首相は肝心な部分を隠して国民の意志を反映させないのです。
自民党・安倍政権にはこういう前科があるわけです。
参院選で自民党に投票すれば、日本はこれまで以上に「政治家が優遇される国」に…
「憲法改正」は国民が政治家に科す法律であることをご存知ですか? 法律は政治家が作るわけですから、何らかの制限が無ければ政治家が好き勝手出来てしまうわけですよね? つまり、政治家の暴走を抑制する為に憲法があるのです。
それを自民党・安倍政権は自ら変えようとしているわけです。政治家を縛っている憲法を政治家の手で変えるのは明らかにオカシイのです。
分かりやすい例を挙げてみましょう。
例えば、飲酒運転。
飲酒運転の常習犯が「飲酒運転の法規制なんて馬鹿げている!よし、法改正しよう!」と言って勝手に法律を変えてしまう様なものなんですよね。
そして、迫る参議院選。
参議院は衆議院の暴走を抑制する役目があります。
つまり、参議院選で自民党が多くの投票数を得てしまうと、実質「独裁状態」になり政権の暴走に歯止めが利かなくなってしまうのです。
そうなれば好き勝手に法律も作り放題になり、舛添氏のような不正行為をしても「違法ではない」というような、政治家優遇措置が増え続ける可能性が濃厚になります。
ですから、パワーバランスを保つ意味でも自民党を勝たせてはならないのです。