日本が戦後70年戦争に巻き込まれなかった理由(憲法9条ではない)
2015/07/20
日本は戦後70年間、一切の戦争に起こす事も巻き込まれる事もないという、世界に誇れる功績があることは皆さんが知っていると思います。
では一体なぜ日本が戦後70年間戦争に巻き込まれなかったのか分かりますか?
護憲派の多くの人は「憲法9条のおかげだ」と言うと思いますがそれは誤りです。
例えば極端な話、日本がテロリストを支援していたらどうなるでしょうか?いくら戦争を放棄していても攻撃の的になる可能性は十分あるわけです。つまり、憲法9条は戦争に巻き込まれなかった理由にはならないということです。
では、憲法9条以外で日本が戦争に巻き込まれない理由は何か?
答えは『東日本大震災』に有ります。
東日本大震災時、中国や北朝鮮が侵略するどころか日本を支援した理由
東日本大震災では世界中の国から支援してもらったわけです。しかも、日本と最も関係が悪い中国や北朝鮮からも支援があったぐらいなんですよね。
不思議だと思いませんか?もし、中国が日本侵略を考えているなら日本が震災で弱っている時を狙ってくるはずですよね。北朝鮮も追い討ちをかけてくるはずです。でも、そんな事は起きませんでした。それどころか復興を支援してくれたわけです。
なぜこういうことが起きたのか?
それは、『互いを思いやる日本人の姿に心打たれたから』です。
歴史に残る大災害に見舞われた日本でしたが、その後の国民の互いを思いやり秩序が保たれた行動は世界中から賞賛されたわけです。これこそが日本が戦争に巻き込まれない理由です。
世界から賞賛されるという事は『良い人間のお手本』と言うこともできますよね。そして、良い人間に攻撃を仕掛けようなんて人はいないわけです(稀に逆恨みとかはありますが・・・)。これは中国、北朝鮮にも共通する感覚だから支援があったわけです。
もし逆に、震災で日本で暴動が起き、殺し合いが始まるような無茶苦茶な国だったら(関東大震災の時はそういったことが起きたのですが・・・)、誰も支援してくれないと思います。そんな国は滅びたほうが世の中の為だと考えるでしょう。
それでは、現在の日本はどうでしょうか?
過去の栄光は一体どこへ?悪い面ばかりが目立つ日本
現在目に付くのは、安倍政権の憲法を無視した横暴な政治だったり、韓国や中国へのヘイトスピーチや誹謗中傷です。少し前ではISIS(イスラム国)でテロリストをツイッターで挑発するといったあまりにも馬鹿げた行動を起したりもしています。とにかくこういった愚行が目立つんですよね。
この日本の姿を見て『良い人間のお手本』と思えるでしょうか?むしろ、私には『悪い人間のお手本』に見えます。世界の国々からも同じように見られているはずです。
良い人間には攻撃しようとは思いませんが悪い人間は別です。どこの国であっても悪人を裁くという考えは共通しているわけです。
良い国と悪い国があれば、悪い国を侵略するほうが罪悪感も無いですし、国際社会からの批判も少ないでしょう。アメリカがイラク戦争を仕掛けたのも相手が悪だと思い込んだ結果です。
集団的自衛権は最終手段。まずは敵を作らないことが先決
集団的自衛権で防衛力強化を期待するのも手段の一つとして考えるのもありだと思いますが、それ以上に日本人のモラルを見直す事が最大の戦争抑止力になるはずです。
集団的自衛権はアメリカの戦争に協力することで対価を得るというものなんですよね。だから確実に自衛官が犠牲になるわけです。しかし、日本人のモラルを見直すことは一切の犠牲を伴いません。むしろ抑止力以上に様々なメリットが付くわけです。例えば海外からは日本が再評価され観光客が増えるといった具合です。
日本を守る為にまずは自身を改めるところから始めましょう。