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競泳冨田選手が韓国の裁判で勝てる場合、負ける場合

   

先日、アジア大会が開催された韓国で競泳日本代表の冨田選手が韓国人カメラマンのカメラを盗んだ容疑について裁判の初公判が行われました。

冨田選手は全面否定をしていますが、勝てる可能性はかなり低いでしょう。何故なら一度は罪を認め、示談金も支払っています。そして、先日日本で行われた弁明会見での発言に信憑性が無いことがあげられます。

例えば、「僕にはアリバイがある」と身の潔白を証明してみたものの、韓国警察が少し前に犯行時刻を訂正していることを伝えると、急にシドロモドロなったり・・・。そして、「バッグにはゴミが入れられたと思った」という発言。プロ向けの重量があるカメラをゴミだと思うでしょうか?それを疑問も無く持ち歩くでしょうか?私がもし、カメラほどの重量があるものを入れられたならゴミでは無く「爆発物でも入れられたのではないか?」と不安になってカバンを置いてその場から立ち去りますけどね。

真相は分かりませんが、客観的に見て怪しまれる証言をしてしまった以上、無実を決定付ける証拠、それも絶対揺るぎようが無いものでなければ勝ち目は無いでしょう。

冨田選手が裁判に勝てる場合、負ける場合

前置きが長くなりましたが、冨田選手がこの裁判に勝つ方法はただ一つしかないと思います。それは、防犯カメラに映った犯人が明らかに冨田選手とは別人と認識できる場合だけです。全くの別人が映っているのであれば韓国警察は否定のしようがありませんから冤罪を認めざるを得ません。

しかし、それ以外のケースでは冨田選手には勝ち目はゼロに等しいと思います。なぜなら、防犯カメラに映っているのが冨田選手かどうか微妙なラインであっても、状況的に犯人に一番近いのが冨田選手だからです。その理由は次のとおり。

  • 防犯カメラに映っているのが冨田選手だと言ったのは韓国警察ではなくJOCだったこと
  • 最初に罪を認めたこと
  • 示談したこと
  • 無実の主張があまりにも遅すぎたこと
  • 弁明会見での不自然な証言など

ネットの一部の意見では韓国警察が「罪を認めないと日本には帰さない」と脅迫したというような拡大解釈をされていますが、状況的に冨田選手が最有力容疑者であることには間違いないわけですから拘束するのは当然です。どこの国であろうとも同じ対応をするはずです。

どちらに転んでも後味が悪い問題

今回の件は結果がどちらに転んでも後味の悪いものになると思います。

冨田選手の潔白が明らかになれば、JOCや韓国警察、アジア大会の主催者によって仕組まれたものという疑惑が生まれます。

逆に韓国警察の主張が正しいことが認められれば、自らの愚行を韓国に擦り付け、不用意に問題を深刻化させたことになります。

なにはともあれ現時点ではどちらに正義があるかは分かりません。静観しましょう。

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