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消去法で投票する悲惨な都知事選。各候補者のマイナス面をまとめてみた

   

消去法で選ばざるを得ないと言われている東京都知事選。そう言われているのは各候補者が大きな問題を抱えている為です。

そして、前任の舛添要一や、その前の猪瀬直樹も金銭問題で辞職に追い込まれたため、今回の都知事選では、優れた面よりもいかに誠実でクリーンであるかが求められています

誠実さ、クリーンさを知る事が出来るように、各候補者の問題点をまとめてみました(あくまで主観です)。

鳥越俊太郎の問題点

鳥越氏の問題点は週刊誌や与党勢力からネガティブキャンペーンを散々やられている為ご存知の方も多いと思いますが、以下のようなものが挙げられます。

  • 政治経験無し
  • 立候補時はノープランだった
  • 過去の女性問題
  • 健康面での不安

一番ネックになるのが政治経験・政策に乏しい事だと思います。勿論、多くの野党議員がバックアップしていくでしょうから滅茶苦茶なことにはならないと思いますがやはり不安は残ります。

女性問題は高い支持を集めた東国原英夫氏や橋下徹氏も過去に不倫騒動を起こしているので、致命傷にはならないと思います。

健康面も第一次安倍内閣を病気で終わらせ、病状は今も完治していない安倍晋三氏が首相を務めているぐらいですから問題ないでしょう。

まぁ、政治家として期待することは難しいですね。

小池百合子の問題点

「東京に米国の核ミサイルを」と発言していた事が小池氏の最大の問題点です。

防衛力を高めることは必要ですが、核である必要はありません。ましてや東京で核が誤爆でもすれば一瞬で日本は壊滅します。とても防衛大臣を務める人の発言とは思えません。

そもそも、「核ミサイル配備宣言」などすれば、配備されるまでの間、東京は中国・北朝鮮の標的になる可能性は飛躍的に高まります。その理由はイラク戦争が起きた理由を考えれば明白です。核開発を疑われた事でアメリカがイラク戦争を開戦したわけですから。

更には小池氏は「在日朝鮮人を殺せ」という過激なヘイトスピーチで有名な在特会が主催・協賛する講演に登壇しています。

「対策法にのっとってやるべきことはしっかりやっていきます。いろいろな講演に出ていますが、在特会がどういうものか存じ上げませんし、主催された団体と在特会の関係も知らない。したがって在特会の講演をしたという認識はありません」

小池百合子氏が表情こわばらせた “在特会との蜜月”問う声

小池氏は「どういう団体かは存じ上げない」と言っていますが、それが事実だとしても自分の講演をどういう組織が主催・協賛するかぐらいは知っておくべきでしょう。まったく危機管理がなっていません。

増田寛也の問題点

増田氏は自民党が推薦する候補者ですが、それが一番の問題点です。なぜなら自民党は以下のような圧力文書で人権を侵害している為です。

各級議員(親族等含む)が、非推薦の候補を応援した場合は、党則並びに都連規約、賞罰規定に基づき、除名等の処分の対象となります。

【都知事選】自民党脅迫術

党員本人であればまだしも、親族(家族、祖父母、従兄弟)にも増田氏に票を入れることを強制しているわけです。これは間接的な「脅迫」です。

また、増田氏は岩手県知事時代に1.4兆円もの借金を生み出していますので、政治家としての手腕についても不安が残りますね。

桜井誠の問題点

桜井誠氏はさきほど小池氏のところで説明した、「在日朝鮮人を殺せ」のヘイトスピーチで有名な在特会の前会長です。

ヘイトスピーチが法規制された今、実質犯罪者みたいなものですし、過去にはヘイトスピーチを止めようとした老人に対して暴行するなどして数々の問題を起こしています。

都政というよりは「在日外国人を排除することが目的」の候補者なので論外でしょう。

そもそも、差別主義者が都知事になれば、世界中から「東京都民はレイシストだ」という認識を与えかねません。これは勿論日本にとって大きなマイナスです。

立花孝志の問題点

先日取り上げた「NHKをぶっ壊す」というフレーズを多用した政見放送で一躍有名になった立花氏。

国民の88%がNHKを視聴する”義務”に不満を訴えているのに、なぜ政府は法律を改正しないのか?

NHKの不法行為に対して徹底的に切り込んでいくスタンスは個人的に支持しているんですが、都知事としては全く期待できません。なぜなら、公約が「NHKをぶっ壊す」ぐらいしか無いからです。

あとは生活保護を現物支給にして、パチンコなどの無駄遣いに使われないようにするという公約も掲げていますが、これはあくまでオマケといった感じです。

おそらく本人も当選するつもりは無く、あくまでNHKの問題点を周知させるために立候補したはずです。

おわりに

というようにいずれの候補者も問題を抱えていることが分かります。

また、その他の知名度の低い国民が良く知らないマイナーな候補者については割愛します。「え?誰?」って人にいきなり都知事を任せるわけにはいかないと思うので・・・(マスコミのマイナー候補に対する扱いが小さいのはそういう意味があるのでしょう)。

個人的に都政は国政よりも関心が薄いのですが(私が政治に重視するのは安全保障のため)、都政の予算は国家予算に準ずる膨大な額ですから、国政と変わらない重要性があるはずです。慎重に投票したいものです。

 

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