竹田恒泰氏が朝鮮式の立ち方が変だと批判。他国の文化を尊重出来ない人は人として問題だ。
先日、明治天皇の玄孫として有名な竹田恒泰氏が日本の航空会社JALのCAの立ち方を「この朝鮮式の変な立ち方何とかならないか?」と酷評した件について批判せざるを得ません。他国の文化を尊重出来ないのは人として問題があると思います。
竹田恒泰氏がJALの新聞広告に「朝鮮式の変な立ち方」とTwitterで酷評
ことの全容は上記の記事をご覧頂くとして、竹田恒泰氏の発言は問題があります。竹田氏の発言はレイシストと疑われても仕方の無い内容です(以前書いた記事を参照ください)。一個人であれば「ただの嫌韓」で済みますが、竹田氏は天皇の血筋を引く影響力のある人です。
今回の件、日本式の立ち方やお辞儀を望むのであれば「そのお辞儀は日本式ではありませんので改善してください」で済む話なんです。なのに「朝鮮式の”変”な立ち方」と明言しているわけです。これは明らかに他国の文化を否定する発言です。
そもそも日本は他国の文化を柔軟に取り入れ進化してきたという歴史があります。今では古来の日本文化よりも欧米色が強いわけですよね?そもそも飛行機自体がアメリカ発祥で日本のものではありません。制服も和服ではなく洋服です。それなのに立ち方やお辞儀の仕方が朝鮮式だと批判するのでしょうか?これは差別意識以外の何物でもありません。
この立ち方、お辞儀の仕方は航空会社に限らずデパートなどでもよく見かけるものです。つまりこの作法は古来の日本式では無いものの、美しいものだとして評価され導入されていったのではないでしょうか?他国から文化を柔軟に取り入れるのが日本人らしさです。戦後ここまで日本が発展したのは柔軟に他国の文化を取り入れてきた結果です。
文化は時代に合わせて形を変えていくものです。古来の文化を残すことも大切ですが、進化することも人として大切な要素です。様々な文化を受け入れるべきだと私は思います。