強姦で逮捕された高畑裕太を育てた母親 高畑淳子に責任はあるのか?
2016/08/26
先日、強姦をしたとして高畑裕太容疑者が逮捕されましたが、母親である高畑淳子さんを「擁護する意見」と「責任を取るべきという意見」に二分されています。
この事件について色々思う事があったのでまとめていきます。
芸能人の宿命か?高畑裕太容疑者以上に罪に問われる母親
今回の事件で高畑裕太容疑者は懲役7年程度の実刑になる可能性があるとも言われています。相当重たい罪ですよね。
しかし、7年もの刑期を終えて出所する頃には「あー、そんな人いたなぁ」ぐらいの扱いになっているはずです。一時的に人気があるとはいえキャリアが短いですからね。
しかし、母親の高畑淳子さんは超が付くほどの有名女優です。これほどの知名度であれば「レイプ犯の母親」という肩書は一生残ります。息子は社会から忘れ去られても、高畑淳子さんは忘れられる事は無いでしょう。それほどの知名度があるわけです。
もし、高畑淳子さんが一般人であれば、近くに引っ越すだけでも「レイプ犯の母親」であることを知る人は周りに居なくなり、普通に生活をおくれるはずです。しかし、芸能人である以上、「レイプ犯の母親」という肩書は日本中に知れ渡ってしまったので、もはや普通の生活は送ることは困難です。
世間に注目される職業である以上、ある程度の仕打ちは仕方のないことかも知れませんが、なんともやるせない気持ちになりますね。
間違った子育てだったのか?
また、息子が犯罪者になったのは「子育てに問題があったからだ」という意見も多いです。事実、高畑淳子さんが息子に甘かったのは確かなようです。
しかし、ここまでくると子育ての問題ではないと思うんですよね。
例えば、犯罪者は刑務所で相当厳しい規律の中で生活します。それでも多くが再犯して逮捕されるわけです。
つまり、どれだけ厳しく教育・子育てしたところで潜在的な欲求までをコントロールすることは難しいということです。
友人のようなラフな親子関係でも何も問題を起こさない人もいれば、厳格な家庭で育っても外では問題行動を起こしてばかりの人もいるように、子育てに正解は無いと思うんですよね。
再度言います。
子育ての問題ではありません。
どんな教育の仕方でも普通はレイプ犯にはなりません。
逆にどんなに厳格な教育をしてもレイプ犯になる人はいます。
親の責任は何歳まで?
ここ最近、高齢者の万引きが問題になることが多いですが、その原因の1つに「寂しかったから」というものがあります。
今まではそんな事なかったのに70、80代になって初めて犯罪に手を染めた場合「子育てが悪い」「親の責任だ」という事になるのでしょうか?
ならないですよね。
でも、20、30代だと急に「子育てが悪い」「親の責任だ」という風潮が生まれてきます。
不思議ですよね。
10代であれば教育途中ですから親の責任を問うのは当然ですが、20、30代と70、80代は”教育を終えた同じ大人”です。同じ大人なのに扱いが異なるのは不思議だと思いませんか?
もし、高畑裕太容疑者が50歳で同じ犯罪を犯した場合、母親の責任を問う声はほとんどないはずです。
心情的には20代と50代で「親の責任を問うかどうか」が変わるというもの理解は出来ますが、そういった独自のルールは良くないと思うんですよね。いわゆる法律で禁止されている『私刑』のようなものですから。
成人すれば全て本人の責任です。
親に責任を問わなくても、親本人は自ら責任を感じ続けるわけですから、周りがどうこう言う事ではないと思うわけです。
しかし、芸能人という人の目に付く職業である以上、必要は無くとも何らかの形で責任を取る必要が出てくるでしょうね。
そんなこんなで色々と調べていたら、高畑淳子さんと北川景子さんが親戚であることを知って、世の中は狭いと思わされましたね。