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「集団的自衛権が必要」と言う人に限って中国を挑発し日本を危険に晒す

      2015/07/20

最初に言っておきたいことがある。

「集団的自衛権が必要」と主張する前に、まずは挑発を止めろ。

全てとは言わないが結構な数の保守・右翼(ネトウヨ含め)は中国や韓国、北朝鮮を挑発している。ヘイトスピーチやネットでの誹謗中傷や暴言が盛んに行われているのを見れば明らかである。そんな人に限って「集団的自衛権は必要」だというのだ。

中国や韓国を挑発し抑止力どころか危険に晒す一部の右翼

歴史問題についてもそうだ。一度は政府が罪を認め賠償をしたのだ。それを今更になって、「そんな事実は無い!」、「中国・韓国の捏造だ!」と決定的な証拠も無いのに騒ぎ立てているのである。

当然、中国や韓国は「謝罪は嘘だったのか!」と怒り狂うわけだ。まさに自ら火に油を注いでいる状態だ。日本を危険に晒す愚かな行為だ。

そういう愚かな行為をする人に限って「集団的自衛権無しでどうやって日本を守るんだ!」と主張するのである。呆れるばかりだ。自分で日本を危険に晒しておいて「集団的自衛権は必要」という神経が理解できない。集団的自衛権を行使すればアメリカの戦争に加勢することを意味するから確実に自衛官は犠牲になる。自衛官は愚か者達の道具ではないのだ。

「集団的自衛権が必要」と主張する前に、まずは挑発を止めろ。

犠牲を伴う集団的自衛権は最終手段

集団的自衛権は抑止力になるかも知れないがそれは自衛官の命を犠牲にする事で得られるものだ。逆に、挑発行為を止める事は誰も犠牲にならずに抑止力になる。しかも国民の同意を得る必要も無いし憲法改正の必要も無い。あなた自身の決定で行動を起こせるのだ。

つまり、”本気で日本を守りたいと思っているなら”まずは挑発行為を止めて自分自身の行動を改めることから始めるべきだ。自衛官の犠牲を伴う集団的自衛権は最終手段にするべきだ。それに挑発を続ければ、いざ集団的自衛権を行使することになったとしても抑止効果は半減してしまうだろう。

戦争回避の為にあらゆる手段を尽くすべき

大切なのは最善を尽くす事だ。

抑止力になるのは集団的自衛権だけじゃないのだ。挑発行為や人種差別を止めること、経済的な協力をすること、文化交流によって友好を深めること、あらゆることが戦争抑止力になる

最善を尽くした上でも中国が戦争を仕掛けてくるというなら集団的自衛権も必要かも知れない。しかし、一部の右翼はそれを疎かにし、集団的自衛権だけが抑止力になると言ってるのだ。

安易な集団的自衛権行使には反対だ。そんな身勝手で自衛官の命を危険に晒して良いはずが無い。まずは最低限の事をやろう。

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