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集団的自衛権反対で焼身自殺、新宿駅南口横断橋。この事件が意味するものとは

      2015/11/06

29日の日中に新宿駅南口の横断橋上で集団的自衛権行使容認に反対する男性が焼身自殺を図りました。すぐに消し止められ病院に搬送されましたが重傷のようです。

集団的自衛権反対で焼身自殺図る 男性がJR新宿駅の横断橋

この焼身自殺が意味するもの

「とうとう起きてしまったか」というのが率直な感想です。集団的自衛権についてあまり深く考えていない方は「何故焼身自殺を図ったのか?」「焼身自殺するほどの問題か?」という疑問が沸くと思います。海外メディアでは大きく報道されているのにもかかわらず、日本ではほとんど報道されないのは「政府の圧力があったのではないか」と勘ぐってしまいますね。

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事件の瞬間の映像です。衝撃的な内容ですのでご注意ください。

新宿・焼身自殺

彼の行動は下手をすれば周囲を巻き込むテロ行為に近いものです。動画のコメントには「民主主儀で焼身自殺はありえない」「対話すればいいのに」と批判的な声が多いです。しかし、今回の政府の独断での閣議決定で「民主主義」でないこと、「対話」ができないことが判明したわけです。政府が国民と対話しその結果閣議決定していればこのような事態にならなかった可能性は十分にあるわけです。彼を自殺に追いやったのは紛れもなく政府です。「対話」が出来ない政府に対しどういった行動をとることが正解なのか私には分かりません。

当ブログでは集団的自衛権の問題点を言及してきましたが、集団的自衛権行使容認で日本が戦争をする可能性が大きく高まるのは明白です。戦争が起これば人が死にます。首都が狙われれば計り知れない死傷者が出るでしょう。焼身自殺した男性には我が身を犠牲にしてでも守りたい誰かがいたのかも知れません。60代男性ということで戦後の悲惨さを知っている世代でしょうから尚更そういう気持ちが強かったのかも知れません。

これは「集団的自衛権が人の命に関わる重要なものだということを自らの命を犠牲にしてまで国民に知らせたい」という一心で起きた非常に重大な意味をもつ事件です。これが米国ならケネディ大統領のように暗殺されていてもおかしくないことを安倍首相はやっているわけです。

半ば独断的に政策を進めている安倍総理はとても容認できるものではありません。そして国民一人ひとりが関心を持ってきちんと考えるべきです。

安倍首相はきちんと説明し国民は関心を持つべき

ここまでの事態になってしまった以上、安倍総理は集団的自衛権のメリットだけでなくデメリット、問題点を国民に明確に話すべきではないでしょうか。国民の命に関わる物事を独断的に決めてしまえば今回のような事件が二度三度起きることでしょう。

今回は事件の速報ということで短い記事になりましたが、当ブログの集団的自衛権に関する記事をまだご覧いただけていない方は是非ご覧いただければと思います。共感してただけたら拡散していただけますと助かります。よろしくお願いいたします。

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