給食費未納で給食停止問題。学校は子供に追い討ちをかけるな!
以前から続く『給食費未納問題』。先日、埼玉県北本市の中学校が未納者への給食を停止する事を決めたようです。「払わないんだから当然」という意見もあるでしょうが(むしろこれが多数派?)、私は未納者への給食停止には反対します。今回はその理由を書きます。
子供には責任は無い。学校が子供に追い討ちをかけるな!
私がこの決定に反対する最大の理由は「子供に責任を科して良いわけが無い」というものです。
給食を廃止すれば苦しむのは罪の無い子供です。
給食費未納の家庭は基本的に子供への愛情が欠けているんですよね。愛情があれば未納にして子供に惨めな思いをさせることなんてしませんから。
給食費って月5,000円もかからないんですよ? どんなに生活が苦しくても今よりほんの少しだけ仕事を増やせば稼げる額です。1日あたりたった167円ほど稼ぐだけで月5,000円達成できるわけです。もし、それすら難しいなら生活保護を受けることも可能なんですよね。それが出来ないということは、子供への愛情が不足しているとしか言いようがありません。
給食停止すれば、「あいつ、親が金払わないから給食食べられないだってさ」とクラスメイトから白い目で見られるわけです。それがきっかけでイジメにあう可能性もあります。
子供には一切の責任が無いのに家庭でも学校でも酷い仕打ちに遭うのはおかしいと思います。家庭環境に問題があるなら、せめて学校だけでも他の子供と同じ生活をさせてあげるべきです。
義務教育にかかる費用は100%税金で賄うべき!
社会学者の古市憲寿氏もフジテレビ『ワイドナショー』で言っていましたが、給食費は無償化するべきなんですよね。給食費だけではなく義務教育にかかる費用は全て税金で賄うべきだと思います。
日本では教育を受ける義務があるわけですから、お金が無いからという理由で拒否する事は出来ません。だったら義務教育にかかる費用を全て税金で賄うようにすればもれなく徴収できますし、特定の子供が理不尽に苦しめられる事も無くなります。
そして、義務教育は国民全員が受けるわけですから、100%無償化にしても誰が得して誰が損をするということは無いわけです。さらに、100%無償化すれば少子化問題も大きく改善されます。義務教育による金銭的負担を一切考える必要がなくなりますからね。