コオロギはプリン体が多過ぎて食用に向かないは本当か?
コオロギの食用化に断固反対する人は多いですが、先日このようなツイートがされました。
痛風なるわ pic.twitter.com/BaAxVijui8
— なる (@nalltama) March 3, 2023
コオロギパウダー30gと牛レバー1kgのプリン体量は同じというものですね。
まず指摘したいのが1点。
コオロギパウダーではなく乾燥コオロギ30gのプリン体量だったと思います。
コオロギパウダーは『茹でる』という工程がある為、プリン体は30%ほどカットされます。
「それでも、高過ぎる!」と言いたくなるのも分かります。確かに高いです。
でもコオロギに限っては問題ありません。
その理由を解説します。
コオロギは加工が前提で食用になるからプリン体を気にする必要はない
コオロギ食に抵抗がある一番の理由は『グロテスクな見た目』だと思います。
私も昆虫は見るのも嫌なレベルなので、その気持ちはよく分かります。
そういう人が多いので、コオロギは基本的にパウダー状に加工されて販売されるはずです。
パウダー状に加工するのであれば、プリン体を徹底的に除去する工程が行えるんですよね。それこそビールや日本酒みたいにプリン体ゼロにすることも可能かもしれません。
他の食品だったら「素材の味が損なわれる」という理由でそこまで出来ないと思うんですが、コオロギに関しては素材の味を楽しみたいという人は極少数なので問題にならないわけです。
「むしろ、素材の味なんて無い方が良い」という人が大半だと思います。
それに、コオロギ食の研究開発に予算が投じられているのは、そういった課題をクリアするためなんですよね。
世界的な食糧難が来る可能性があると言われてる2050年には、今問題とされているものは解決していることでしょう。見込みがあるから予算を投じているわけです。
また、昆虫嫌いな私が、コオロギ食品の研究開発を支持する理由も記事にまとめているので、興味がありましたら合わせてご覧いただけると幸いです。