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「最大限の愛情表現」とか気持ち悪すぎ!河村市長が後藤選手の金メダルを噛んだ件

   

金メダルと言えば『噛む』というのが風習ですが、これは『偽物でないかを確認する為』というのが由来だそうです。

金メダルを噛む行為はメダルを勝ち取った選手本人だけに許されるわけですが、どういうわけか『名古屋市の河村たかし市長が女子ソフトボールの後藤希友選手の金メダルを噛む』という奇行に走ったことが大問題になっています。

今回はこの件について私の見解を述べていきます。

国民が一つに!政治思想に関係なく満場一致で”キモイ”

河村市長と言えば、いわゆる保守・右翼から『愛国者』として支持される側面がありましたが、今回の件では擁護する意見はほとんど見かけません。

これまで河村市長を支持してきた人からも「これは無いわ…」「キモ過ぎる」「後藤選手が可哀想」といった批判・非難の声で溢れていますね。

日本人は他国民よりも衛生面を気にする国民性もあるせいか、政治思想に関係なく河村市長はバッシングを受けているようです。

皮肉なものでバラバラな国民の意見が1つにまとまる数少ない出来事となりました。

セクハラ、パワハラ、器物損壊の罪で3スリーアウトチェンジ

今回の件は「キモイ」の一言では済まされない問題です。

なぜなら、セクハラ、パワハラ、器物損壊の罪に問われる可能性があるからです。

セクハラ

まず、『女性(他人)の所有物を口に入れる』という行為は、セクハラに当たる行為です。

例えるなら、学生時代の変態エピソードとしてよく耳にする『好きな子のリコーダー(縦笛)を口にくわえる』のと似たようなものです。河村市長にその意図があるかは分かりませんが、やられた側の精神的ダメージは計り知れないでしょう。

パワハラ

後藤選手としては「噛んで欲しくない…」という思いがあったと思いますが、お祝いムードのあの場で「止めてください!」とは言えないのは明白です。また、事前に河村市長が「噛んでもいい?」と要望したとしても、20歳の若い女性が市長の要望を断るのは難しいでしょう。要するに、場所・立場を利用したパワハラであるとも言えるわけです。

器物損壊

そして、『噛む』という行為自体が器物損壊にあたる可能性があります。

器物損壊というと物理的な損壊をイメージすると思いますが、心理的な損壊も含まれるんですよね。

要するに、「他人の唾液による汚染でメダルに価値を感じられなくなった」とすれば器物損壊に該当するわけです。

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ソフトボール的にはスリーアウトチェンジですね。個人的には1つでもアウトですが…。

河村市長が謝罪したものの、全く反省していない模様

今回の騒動について河村市長が謝罪のコメントを出したようですが、全く反省していないようです。

「最大の愛情表現だった」!?それってストーカーでは?

まず、謝罪の言い訳が「最大の愛情表現だった」という点ですね。

愛情の対象が後藤選手であればストーカーと変わらないですよね…。一方的な愛情の押し付けは迷惑極まりないですからね。

逆に、愛情の対象が金メダルに対してであれば、それはそれで選手の存在を軽んじているという事になります。選手を差し置いてメダルに噛り付くとか信じられませんよね。

謝る気ある?「迷惑を掛けているのであれば、ごめんなさい」

河村市長は「迷惑を掛けているのであれば、ごめんなさい」とも言っています。

本人は謝罪のつもりなのかも知れませんが、世間ではこれを謝罪とは言いません。なぜなら、「私は悪いことをしてないけど、あなたがそう感じたなら一応謝るよ」というように相手に非があるかのような言い分だからです。

河村市長に限らずですが、政治家ってこういう形だけの謝罪が多いですよね…。

メダルを交換すれば済む話ではない、取り返しのつかない過ちだ。

今回の『金メダルを噛む』という騒動もそうですが、その後の謝罪対応の酷さも相まって、市長としての資質以前に人間として常識があまりに無さ過ぎると思いました。

後藤選手本人からは「許せない」とか「メダルを交換してほしい」とは言えないと思うので、国民が声を挙げることが重要だと思います。

メダルは交換出来たとしても、苦労して勝ち取ったメダルとは別物なんですよね。ですから、河村市長がやった事は取り返しがつかない過ちなんです。

最低でもメダル交換と謝罪と損害賠償や慰謝料は必要だと思います。

そして、河村市長は器物損壊の罪で刑事罰に問われるべきだと思います。

 - 雑記