【新型コロナウイルス】もはやパンデミックを防ぐには外出禁止令を出すしかない
16日に政府が開催した専門会議では、新型コロナウイルスの警戒レベルを「国内発生早期」から「国内感染期」に引き上げるかどうかを話し合ったそうですが見送ったようです。
一方で、「不要不急の外出は控えるよう」に”呼び掛け”ました。
今さら過ぎる中国からの入国制限強化と「不要不急の外出は控える」旨の呼び掛け
【新型肺炎】「不要不急の外出は控えて」政府が呼びかけへhttps://t.co/NQ6FTvqUho
政府の専門家会議は17日にも受診や相談の目安を公表する。国立感染症研究所長は「なるべく自分が感染しない行動を」と強調。 pic.twitter.com/VjVs4QmhIf
— ライブドアニュース (@livedoornews) February 16, 2020
さらに自民党の佐藤正久議員はこのようなツイートをしています。
【新型肺炎、ピークを抑えるためにも中国からの入国制限を強化し、邦人のみとすべし】
専門家会議も「現在は国内発生の早期段階」と指摘。少なくとも治療薬や簡易検査キットが開発されるまで感染のピークを遅らせないと対応困難。その為には中国からの入国を制限しないと止まらない。東京五輪もある— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) February 17, 2020
正直、政府がここまで無能だったことに驚きを隠せません。
今さら中国からの入国制限を強化?全面禁止ではなくて?
そんなことは1か月前に対応しているべきことであって、今はもう次の段階の対策をしないといけない時期なんです。
中国ではとっくに政府が『外出禁止令』を発令している
16日には日本の新型コロナウイルス感染者数は414人(クルーズ船含む)となりました。
しかし、これは政府発表によるものであり、厳しい条件を満たした人だけを検査して発覚した人数なので、実際の感染者は公表の10倍はいるのではないかと見込まれます。
ちなみに中国の重慶では感染者数が400人を超えた2月7日には政府により『外出禁止令』が発令され14日間の隔離状態となりました(隔離期間中は家族の代表者1人のみが2日に1回だけ買い出しなどの外出が可能)。
ちなみに重慶は北海道ぐらいの面積があり、人口は3000万人と北海道の6倍の大都市です。
ご覧の通り中国では厳戒態勢となっており、かなり危機意識が高いです。
一方で重慶の感染者数を超えた日本は、未だに注意を呼び掛ける程度の対策しかしていないのです。
これでは防げるはずの感染も防げないことは明白です。
このままでは日本は中国の感染者数を超えかねない
先ほども言った通り、日本と重慶の感染者数は同程度ですが、政府の対応は雲泥の差です。重慶は厳戒態勢であるのに対し、日本は呼び掛けだけで実質具体的な対策は無しです。
この状況を見る限り、日本が重慶の感染者を超えるのは明らかですし、交通網が発展している日本がパンデミックになれば武漢を上回る可能性も否定できないと思います。
いくら日本の医療体制が優れていても、パンデミックになれば医療機関がパンクしてしまえば武漢と同じようにロクな治療も受けられずに死者が多発すると思われます。
日本政府は早急に『外出禁止令』を発令すべき
「不要不急の呼びかけ」なんてしても実質無意味です。
多くの国民は毎日満員電車に乗っての通勤・通学を強制されているからです。
一社員が「新型コロナウイルスの感染が怖いので2週間休みます」なんて言えば、会社をクビになるでしょうからそんな申し出は不可能です。
ですから、政府が『外出禁止令』を出して全国民に強制する必要があるわけです。そうしない事にはパンデミックは防げないと思います。
外出禁止令を発令すれば一時は経済がストップし損害が発生しますが、パンデミックになったらそれこそ壊滅的な危機です。
日本政府にはこの事態を真剣に考えてほしいと切に願います。