【桜を見る会】日本は”政治家主権”の国。野党のシュレッダー視察を内閣府が拒否した件の考察
色々と杜撰な管理体制が問題になっている内閣総理大臣が主催する『桜を見る会』。
本来は功労者が招待されることになっているのですが、安倍首相が主催するようになってからは自民党後援会の参加者が異常に多かったり、年々予算が増え続けていることで『買収ではないか?』と疑惑が上がっています。
それだけでなく、元ヤクザの方々を招待し、菅官房長官とツーショット写真を撮るといった、買収とは別の問題も上がっています。
その通りです。安倍晋三さんのお友だちを呼んで
乱痴気騒ぎするのが、桜を見る会なんですものね。元ヤクザ、統一教会という反社カルトの関係者、
安倍総理の人望の厚さには感心してしまいます。 pic.twitter.com/wQ8cFuF2Ue— シゲ (@monadpride) November 25, 2019
招待者の名簿の中に元ヤクザの名前があったら完全にアウトですが、安倍首相は名簿を1年も経たずに破棄したことで隠蔽が疑われているんですよね。
そして、今回その名簿を破棄するのに使用したシュレッダーの視察を野党がしようとしたわけですが内閣府は視察を拒否、より隠蔽の疑惑を深めているというのが現状です。
シュレッダー視察の拒否は隠蔽目的か?
これまでの流れを見た限りだと、視察の拒否は隠蔽だと疑われても仕方がないと思います。
政権支持派は「アポ無し視察する野党が悪い!!」と言いますが、視察は抜き打ちでやらないと意味が無いんです。そんなことは分かり切っているのにわざわざそんな事を言う政権支持派は残念な感じですが、だからと言って隠蔽とは限りません。
シュレッダーにかけるという事は『外部に漏らしてはならない文書』なわけですから、視察拒否は筋の通った対応であると言えます。
つまり、視察拒否には『隠蔽』と『情報漏洩防止』の2つの可能性があるということです。
公文書のデジタル化はせず、国民の個人情報はデジタル化する政府の体質
本件については隠蔽かどうかは分かりませんが、政府が隠蔽体質なのは事実と思われます。
それは、公文書のデジタル化を一向にやらないからです。
政府は2026年目途にデジタル化をすると言っていますが、新規作成分の公文書は今からでもデジタル化出来るわけです。すぐ出来る事を先延ばしにするのは隠蔽体質だからだと言えるでしょう。
公文書のデジタル化には腰が重い政府ですが、国民の個人情報のデジタル化(マイナンバーカード)は2500億円もの費用を追加で投じ急ぐわけです。
これってオカシイですよね。政治家には甘く、国民の管理は徹底するというバランスの悪さ。
もはや『国民主権』ではなく『政治家主権』と言えるのではないでしょうか、中国共産党と大差ないレベルだと思います。