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ネット情報がTV・新聞などのメディアよりも信用出来ない4つの理由

   

おそらく第2次安倍内閣発足後からでしょうか、メディアに対して「偏向報道するな」「反日・売国メディア」といった声が浴びせられるようになったのは。

そういうこともあり、近年メディアの信頼性低下が問題視されていますが、それ以上に問題なのが「TVや新聞よりもネット情報の方が信用できる」と考えている人が一定数いるという事です。

断言します。

ネット情報がTV・新聞よりも信頼性が上回る事は断じてない、という事です。今回はその理由について4つ説明していきます。

1. 匿名で無責任だから

ネット情報は基本的に匿名です。
まとめサイト、Twitter、ブログなど個人で運営されているものに関しては基本的に匿名なんですよね(ちなみに私は実名で運営しています。こちらのサイトで私のプロフィールがご覧いただけます)。

なぜ、匿名なのか?
それは責任を取りたくないからです。
そうでなくても、責任を負うリスクから逃れる事が出来るわけです。

逆に言えば、責任を取る必要が無いから、いい加減な情報を拡散出来てしまうのです。

一方でTV・新聞は、多くの社員が働く企業です。無責任な事をすれば倒産しかねません。

2. 悪意あるデマが流されるから

ネットの匿名性を悪用する人も存在します。

例えば、政権に不満を持っている人が、根拠不十分な悪意あるデマを流して失脚させようとするわけです。

逆のパターンもあります。

熱心な政権支持者が反政権派のイメージを低下させる為に、悪意あるデマを流す事だって考えられるのです。

近年、ヘイトスピーチデモ(人種差別デモ)が問題視されていますが、彼らは基本的に顔を隠してデモを行ないます。これも匿名です。つまり、悪意ある行動は匿名によって行われ、匿名性が悪意ある行動を促進するのです。

一方でTV・新聞は、多くの社員が働いている為、デマを流して彼らを路頭に迷わせるわけにはいかないわけです。

3. 古い情報が出回っているから

情報とは絶えず変化するものです。

TV・新聞は常に最新のニュースが報道されますがネット情報は違います。ネット情報は『利用者が検索してアクセスし、その情報の古い新しいは問わない』のです。

ネット利用者は経験があると思いますが、検索して見ていた情報が「実は数年前のものだった」なんてことは珍しくないんですよね。マメな管理人であれば最新の情報にアップデートしたりもしますが、多くの場合は古い情報のまま放置されるのです。

テレビ局や新聞社もネット記事を掲載していますが、こういった巨大組織は古い情報を定期的にチェックし、誤りがあれば削除しているので、一定の信用があるのです。

4. 事実よりも感情が優先されるから

個人発信が多いネット情報は個人の主観であったり、感情論が入り込む傾向が強いです。それが悪いわけではありませんが、感情を優先するあまりに事実を捻じ曲げている可能性があるのです。

2ちゃんねる系のまとめサイトは顕著です。個人の主観や感情論の集合体である2ちゃんねるの書き込みを、個人の主観・感情論でまとめているわけですからね。

一方でTV・新聞は、多くの人が関わっていて何度もチェックが行われています。TV・新聞に感情論が無いとは言いませんが、独断で情報公開出来るネット情報よりは信用出来るはずです。

「ネットは自分で情報を選べるから偏向報道するマスコミよりもマシ」と言うが…

自分で選べるからこそ危険なんです。なぜなら、当事者でもない限り真実は分からないからです。

つまり、「自分で選べる」というのは、「自分にとって都合の良い情報を選ぶ」という事であり、真実を知る事ではないのです。

例えば、『愛国者』を自称する人は、まとめサイト『保守速報』を愛用しているようですが、このサイトは差別行為によって裁判沙汰になり賠償命令が下されたり、無断転載が横行する悪質なサイトです。こういう悪意あるサイトから真実を知る事は困難です。

また、匿名でなくても個人から発信される情報は危険です。例えば、『永遠のゼロ』を代表作品に持つ有名作家の百田尚樹氏は度重なるデマの流布を行っていることで知られています。著名人の発言ということもあり、影響力が高く深刻な問題です。

今回の選挙で百田尚樹が吐いたデマをまとめてみた – 脱「愛国カルト」のススメ

デマを掴まれたり偏向した考えになりたくないなら、複数のTV・新聞から情報収集がベター

著名人はTVや新聞でコメントを出していたりもするので多様な情報が収集が可能ですし、そのコメントが間違っていたとしてもテレビ局・新聞社は巨大組織であり、社会的責任を負っているので厳正なチェックがされるため、デマを掴まされる可能性は低いでしょう。

しかし、デマが無くても偏向報道がされるのがTV・新聞の問題点です。

ですから、右翼・左翼、政権支持・不支持といった考えの異なる複数のメディアから情報収集をする事が大切なのです。

そもそも、ネット情報の大元はTV・新聞である場合が大半です(マスコミ以上に情報収集力に長けてる一般人はそうはいないはずですからね)。そこに第三者の主観が加わることで、「あたかもTV・新聞とは違う情報であるかのように見せかけている」のです。

つまり、TV・新聞よりもネットから情報収集する機会が多い人は、第三者の主観により改竄された情報を得る事になるので、デマを掴まされたり、偏った考えになる可能性が高いということなのです。

ですから、繰り返しになりますが、ネット情報ではなく、考えの異なる複数のメディアから情報収集をする事が大切なのです。ネット情報はあくまで事実を知る為ではなく、「共感したり理解を深める目的」で利用すると良いでしょう。

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