コラム.tokyo

政治・社会問題など堅めのニュースを素人目線で考察していくブログです

『かき氷のシロップは同じ味』というのは嘘である

   

少し前に『かき氷のシロップはどれも同じ味』という事が話題になりましたが、『物は言いよう』というか嘘みたいなものだと思うんですね。

『同じ味』だとする根拠は、成分表には『着色料の違うだけで他は全部同じだから』というものなんですが、その中に含まれる『香料』はそれぞれのフレーバーで異なるのです(香料の配合は違っても成分表には『香料』と表記されます)。

目隠しをして、鼻をつまんでテイスティングした結果

シロップが同じ味か検証する為に、目隠しをして鼻をつまんでテイスティングをした動画がありましたので紹介します。

結果は『本当に味の違いがわからない』と言うものでしたが、「鼻をつまんだら分からなくて当然」と言いたいですね。

なぜなら、一般的には香りも味の一部として扱われるからです。

風邪をひいた人がよく言うセリフとして「鼻が詰まって味が分からない」というものがありますが、要するに『香りも味である』という事なんです。

つまり、『かき氷のシロップはどれも同じ味』というのは嘘だということです。

かき氷のシロップだけではなく、無果汁の飲料、例えばファンタなんかも成分的には同じなので、鼻をつまめば同じ味と言う事になります。

さらに言えば、コカ・コーラとドクターペッパーも成分的にはほぼ同じ。違いはコカ・コーラにだけ砂糖が含まれている点と、ドクターペッパーにだけ保存料が含まれているという点だけです。砂糖も保存料も味を決める成分ではありません。味を決めるうえで最も重要なのは香料なんです。

結論:話題性を生むための過剰表現だった

『かき氷のシロップはどれも同じ味』の発端はどこかは分かりませんが、これは話題性を生むために、あえてこういった過剰な表現にしたのだと思います。話題になって注目さればお金を生むわけですからね。

いわゆる『釣り』なんですね。あえて釣られて話題に乗っかるのもいいかも知れませんが、その陰には消費者を騙して利益を貪る人がいるということを、頭の片隅にでも置いておいた方が良いかも知れません。

 - 雑記