結局大義は無かった!安倍首相の衆議院解散理由の後付けが酷過ぎる。
2017/09/27
25日、安倍首相は衆議院解散の理由を説明しましたが、どれも今解散する必然性が無いものでした。
大半の国民は『後付け』だと感じたかと思います。自民党支持者も『仕方なく支持』といった感じで、今回の解散理由に納得いった人は少ないと思います。
『消費税の使い道の見直し』が大義?
安倍首相が解散理由の一つとして挙げたのが『消費税の使い道の見直し』です。
もちろん、血税の使い道が見直されるのは良い事ですが、あまりにも唐突過ぎるのです。
下のツイートをご覧いただくと分かりますが、与党幹部は解散理由を把握していなかったんですよね。つまり、安倍首相は周囲にろくに相談する事も無く、独断で、そして唐突に決めたのです。
与党幹部「解散理由は私たちにも分からない」
えぇ・・・。 pic.twitter.com/KhGrbVvp3Q— Tad (@CybershotTad) 2017年9月18日
一刻を争うような事であれば首相の独断で決める必要がある時もあるでしょうが、2年も先の話を相談もなく急に解散理由として持ち出すのは誰が見ても不自然なのです。
これを『後付け』と言わず何と言うのでしょうか?これでは、野党が主張する『疑惑逃れ』と受け取られても仕方がありませんよね。そもそも、この解散理由なら臨時国会冒頭である必要性も無いのです。
逆戻り出来ない状況になってから北朝鮮問題の対応について民意を問う?
また、解散理由のもう一つが『混迷する北朝鮮問題の対応について民意を問う為』とのこと。
これに関しては今更過ぎるんですよね。
トランプ大統領と一緒になって散々圧力をかけて逆戻りが出来ない状況になってから民意を問うのは、普通に考えておかしいですよね。民意を問うなら圧力をかけ始める前に「対話か?圧力か?」と国民に問うべきだったのです。
そして、野党が混迷し自民党ぐらいしか選択肢が無い状況でこれを争点にするのは、戦争になった際の責任を国民に取らせ、安倍首相自身は責任から逃れる為と考えることも出来るのです。
世論調査での民意は『解散するな』なのに安倍首相は無視
比例投票先 自民27%、民進8%、小池新党6・2% 共同通信調査 https://t.co/WzPMJWZ6JM #衆院選
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2017年9月24日
この時期の安倍晋三首相による衆院解散には64・3%が反対し、賛成は23・7%にとどまった。
共同通信の調査によると、今回の解散に64・3%が反対し、23・7%が賛成とのこと。要するにに大半の国民が『解散するな』と言っているのです。
安倍首相は『民意を問う』為に解散すると言っていますが、ご覧の様に『解散するな』が民意なんですよね。矛盾しているわけです。
任期まで1年以上あるのに、必然性も無く解散して650億円もの血税が無駄に使われるのです。この無駄になる税金を人道支援などに回せば、どれだけ多くの人を救済出来たのかと思うと非常に残念です。
国民は自民党を選ばざるを得ないと分かっている状況で、こういった無駄な解散を行うのは安倍首相が国民を馬鹿にしている証拠です。森友・加計問題、日報問題で過去最低の支持率を記録した時の謝罪は上っ面だけだったのでしょうか?
今回の解散は状況を見る限り『解散権の乱用』でしょう。政治は国民の為に行うべきですが、今回の解散は安倍首相個人の為に行われたと言っても過言ではありません。
本当の解散理由は何だったのでしょうか?