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声が大きい保守ほど信用ならない事が森友学園問題でハッキリした

   

今も追及が続く森友学園問題ですが、この件が報じられてから「保守の劣化」をよく聞くようになりましたね。ホントその通りだと思います。

本物の保守の方には失礼な話だと思いますが、声が大きく目立つ保守は大抵何らかの問題行動を起こしたり、モラルに反する事をやっていると感じます。

愛国ビジネス、反中反韓ビジネスの流行は保守劣化の証拠

今回の森友学園の件を筆頭に、ここ数年、愛国ビジネスや反中反韓ビジネスが盛んなのはご存知だと思います。

例えば、愛国保守系ユーチューバーのKAZUYA氏や、2ちゃんねるまとめサイトの保守速報はカジュアルな保守層やネット右翼(ネトウヨ)に大人気です。他にも似た様なユーチューバーやまとめサイトやブログなんかが色々と存在します。

こういったものが流行することが保守の劣化に繋がると思うんですよね。

なぜなら、生活の為には利益になる発言をしなければならないからです。

生活あっての保守活動ですから、反応が得られる発言が多くなるのは当然の事です。実際、KAZUYA氏の動画や保守活動のまとめ記事はネトウヨを煽るものがばかり本当の保守であるか疑わしくなるレベルなんですよね。

他にも森友学園を絶賛して推薦文まで書いた、元航空自衛隊幕僚長の田母神俊雄氏や竹田恒泰氏らも愛国ビジネスに手を出して色々と出版しています。出版物はより多く売る為に誇張があったりもするんですよね。

そういうものが流行るのは、それだけ踊らされている人が多いという事なんですよね。これを保守の劣化と言わずして何と言うのでしょうか。

ヘイトスピーチも愛国無罪になる異常な現状

そして保守の劣化を象徴するもう一つの現象がヘイトスピーチです。

以前大きな問題になった在特会によるヘイトスピーチデモでは、「朝鮮人を殺せ」「朝鮮人はゴキブリ以下」といった暴言が散見されたことは記憶に新しいです。ネット上でも匿名・実名問わずヘイトスピーチが行われているわけです。

真っ当な人間からすれば正気とは思えない行動・発言なわけですが、彼らは「日本から反日勢力を駆除して何が悪い!!」、「朝鮮人を追放することは日本の国益にかなう」などと言い、愛国心を盾にして自らの蛮行を正当化するわけです。

こういった人達が本当に保守なのかどうかも怪しいところですが、これを保守だとするなら保守の質はどん底まで落ちたと言えるのではないでしょうか。

もはや保守どころか日本に害をもたらす存在

彼らの行動は一般人からすれば狂気の沙汰でしかないと思うんですよね。ヘイトスピーチや差別が盛んになれば、両国の関係悪化だけでなく日本を憎悪するテロリストを生み出す可能性すらあるわけです。

これは本来の保守の目指すところとは真逆で日本に大きな不利益をもたらす行為です。

保守がどうとか以前に、人として最低限のモラルを持つことが先決ではないでしょうか?

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