10歳でイジメで不登校、そして人生悟った中島芭旺が心配過ぎる
昨年ぐらいから注目を浴びている中島芭旺という少年について、少し思う事があったので簡単に感想を書きます。
小学3年生でイジメに遭い不登校に。そして哲学者として開花
芭旺君は小学3年生の時にイジメに遭い不登校になり、自宅学習という方法で勉強しているようです。彼は哲学者として活動していて、出版した書籍はベストセラーになり多くの人が「心打たれた」などと評価しています。
ネットで必要な情報は得られると考えている芭旺君
11歳になった芭旺君は今でも学校には行ってません。もっぱら情報の収集方法はネットとのこと。
普段から仕事以外はネット浸りの私が言えた事ではないですが、子供の頃はネットなんて無かったのでそれなりに健全な子供でした。
確かにネットでは色々な情報があり、それだけでも十分な知識を得ることは出来るでしょう。
ただ、ネットでは感覚的な部分が育たないと思うんですよね。
小学3年生で逃げる事を覚えさせるのはまだ早い
芭旺君というよりはご両親の対応に問題を感じてしまったんですよね。
イジメられた事実があったとしても、親として自宅学習という選択はすべきではないと思います。
なぜなら、小学3年という時期は人間が最も育つ時期だからです。
イジメに遭う事、逆にイジメてしまう事も、小さな子供のうちだから許される事なんですよね。
辛い経験、誤った経験を子供のうちにしておく事で、大人になってから正しい選択を出来ると思うんです。
自宅学習という選択は、同世代と交流する機会が極端に減るので、人間的な成長が著しく遅れる可能性があるわけです。
芭旺君が今のスタイルのまま生きていくならそれでも良いかも知れませんが、いずれどこかの会社に入社して働いていくのであれば自宅学習という選択は大きな足かせになると思います。
小さいうちから逃げる事を覚えてしまっては社会の荒波耐えるのは難しいと思うからです。
今は逃げる事よりも、克服する方法を身に付けるべき時だと思います。
通う学校を変えてでも登校した方が本人の為
小学3年生であれば、イジメの陰湿性や深刻性もそれほどでは無いと思うんですよね。強面の先生がガツンと叱ればイジメは止まると思います。
もしそれが難しいのであれば、せめて全く環境の違う学校に転校すれば良いんですよね。たったこれだけで普通の小学生として生活出来るようになるわけですからね。
「子供の考えを尊重した」と言えば聞こえはいいかも知れませんが、小学3年生はまだ考えが成熟していません。何の為の義務教育なのかご両親は今一度考えるべきだと思います。