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震災にイデオロギーを持ち込むべきでは無くても政権批判は必要だ

   

永江一石氏の「人命がかかった緊急時にイデオロギー持ち込むのはやめろ!」というエントリーについて、色々と考えることがあったのでまとめます。

永江氏の主張は真っ当であり、震災で人命がかかっている時に”くだらない政争”で救助活動を妨害するようなことはあってはならないと思います。そして、永江氏の主張に便乗して「政府の対応を批判する人を叩くことが仕事」になってしまっている人も同類です。

ただ、一方でこのタイミングで政府の対応に批判するのは本当にNGなのでしょうか?

私はそうは思いません。

イデオロギーと政府の対応に対する批判は分けて考えるべきだと思います。

人命がかかっているからこそ問題点は早急に批判および指摘し、一刻も早く改善しなくてはならないと私は考えます。

例えば、気象庁の発表ですが、最初の地震が起きた際の発表で”今後本震が起こる可能性を説明しなかった”のは政府の失態であり、早急に指摘すべきだったと思うんです。

私たち素人には前震、本震という概念すら無いわけですが、プロは当然そういった概念を知っていて、今後本震が起こる可能性があることは知っていたわけです。でも、そういう説明は一切無かったわけです。その結果、多少安堵して自宅へ帰る人が続出し、今回の被害を招いたわけですよね。

「鉄は熱いうちに打て」という言葉があるように、時期を逃せば有用な批判も無駄になる可能性があるわけです。だから、批判すべき時は批判することが大切です。

また、内容を見ないで「震災を政権批判に利用するな」と主張するのも立派な政治利用です。勿論それは人によって受け取り方は変わってくるので線引きが難しい所です。各々が何が国や国民の為になるかを考えながら行動することが大切だと思います。

 

 

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