「今後の地震予測できない」なら避難生活はいつまで続ければ良いのか?
先日、気象庁は「地震活動の今後の展開は予測できない」と説明したわけですが、これに関してそれが「事実なら仕方がない事」だと先日記事に書きました。しかし、「予測できない」と発表することには大きなリスクがあります。
気象庁「地震活動予測できない」、なら何故原発を稼働させているのか?
そのリスクとは市民が何を頼りに行動すれば良いのか分からなくなるということなんです。
「津波の心配はありません」は保証できない
地震の速報が流れた時に「津波の心配はありません」と流れますが、その言葉は一体どの程度信用出来るのでしょうか?
その地震事態による津波の影響は無くても、今回の様に予期せぬ地震(本震)が起きる可能性があります。それが津波を引き起こす可能性だってあるわけですよね。
また、今回の地震は前震、本震の二段階になるなんて誰も想像しておらず、気象庁や政府も今後本震が起こる可能性を臭わせる発言は一切していませんでした。つまり、最初の地震がピークでその後は縮小傾向にあるというニュアンスで説明していたわけです。その説明を聞いて、自宅の被害が少なかった人たちは自宅に戻っていったわけです。
しかし、その後に被害を拡大させる本震が発生しました。気象庁や政府の説明を信用した結果犠牲になってしまった人がいるわけです。
もし、最初の地震時点で「今後、さらなる大きな地震が起きる可能性があるので自宅には戻らないでください」と説明があれば、亡くならず済んだ人もいるはずです。
結局は自主判断するしかない
現在、10万人以上の避難者がいますが、一体いつ自宅に帰るべきなのでしょうか?
気象庁が「予測出来ない」と公言している以上、「もう安全なので…」と言って避難指示解除されたところで「何を根拠に?」という疑問が生まれるわけです。
つまり、自主判断で行動するしかないということです。
政府の指示を優先するも、自分の判断を優先するも自由です。しかし、一番重要なのは自分の身を守ることです。その為にはどうすれば良いかを第一に考えて決断することが大切だと思います。。