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全ての原発は熊本地震レベルを想定されて作られて”いない”ことが判明

   

現安倍政権は原発を推進しています。

私はこれまでその事に反対していませんでした。原発を廃止して火力発電所を増やせば世界的に深刻な”温暖化”を加速させる事になったり、場合によっては以前のように計画停電が必要になるかも知れませんしね。

しかし、それは原発に一定以上の安全性・耐震性が保証されていればという前提でした。

今回熊本で起きた地震をきっかけに原発について少し調べてみたところ衝撃の事実が判明したんですよね。その事実を知った私は「原発を運転し続けるべきではない」という考えに変わりました。

全ての原発は震災を想定して作られていないことが判明

地震には「震度」、「マグニチュード」という単位が有名ですが、その他にも最大加速度(ガル)という単位が存在します。

最大加速度(ガル)とはどの程度揺れたかを表した数値であり、今回の熊本地震では1580ガル、2011年の東日本大震災では2933ガル、2004年の新潟県中越地震では1722ガルという数値が出ています。

当然、原発はこれらの最大加速度(ガル)を上回る耐震性能が無ければ安全とは言えません。

では、各地の原発の耐震性はどの程度なのか?

安倍首相が「安全」と言って推進するわけですから、東日本大震災想定とまではいかなくても1000~2000ガルぐらいには耐えられると思うじゃないですか?

こちらのページに衝撃の事実が書かれていました。
http://www.oshietegensan.com/atomic/atomic_l/2400/

なんと、ほとんどの原発が500ガルとか600ガル程度しか耐えられないのです。

無論、最大加速度(ガル)はあくまでも最大ですから、その数値に達する場所は限られていて、その周辺はそれなりに小さな数値になるわけです。

なので震源地でもない限りは耐えられる性能があるともいえますが、でもやはり、原発は他の施設とは違って損傷時のリスクは計り知れないものですから、今の耐震性能では運転すべきではないと思います。

これを「安全」と言ってしまうのは、相当見通しが甘いか、何も考えていないかだと思います。実際に福島原発がそうなってしまったわけですから、「安全」と言って推進するのは無責任だと思います。

 

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