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UR強制調査で甘利氏擁護側も掌返して批判の嵐

   

現在、収賄疑惑で睡眠障害になってしまった甘利氏ですが、遂にURへの強制捜査が行われることになり、甘利氏自身の関与も濃厚になってきました。

以前までは自民党支持者は甘利氏を擁護し、逆に「民主党が罠にはめた!」と野党を批判していましたが、今回の強制捜査で事態は一転、掌を返し甘利氏を批判し始めましたね。

特に、普段は自民党および安倍政権を全面的に擁護する側の産経新聞が、これまでと全く異なる行動を取っていることが、事態の深刻さを物語っていますね。

自民党は甘利氏の体調不良などを理由に応じてこなかったが、このまま頬かぶりをして、やり過ごすつもりだろうか。

政治家の「口利き」は、政治がカネによって動かされているという国民の強い不信を招く。だから放置できないのだ。

とりわけ、安倍晋三政権の重要閣僚として、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉にあたった甘利氏が疑惑を持たれ、きちんと払拭できずにいるのは異常事態といえる。

任命責任を認めてきた首相は疑惑解明へ具体的に動くべきだ。

出典:
http://www.sankei.com/column/news/160410/clm1604100004-n2.html

正直、ここまで産経が掌を返すとは思っていませんでしたが、「政治家の「口利き」は、政治がカネによって動かされているという国民の強い不信を招く。だから放置できない」という一文はまさにその通りなんですよね。

もし、これが民主党(民進党)の罠だとしても、甘利氏がカネで政治の方向性を安易に決める様な人物であるかも知れないという事実が判明したことには変わり無いわけです。

なので、この期に及んで未だに「これは卑劣な罠だ」、「民主党の姑息さの方が問題」みたいなことを言って、批判の矛先をずらす様な事をやっている熱心な自民党信者は全く持って評価出来ません。

そして、逃げ続け説明責任を果たさない甘利氏、任命責任を認めつつも具体的な行動がない安倍首相も評価できません。

言ってしまえば政治家は国民が税金で雇っている様なものです。だから、政治家は国民に対して誠実でなくてはなりません。

説明責任を果たすのは義務があります。それが出来なければ悪徳業者と変わりありません。

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