「国交断絶!」と騒ぐ人が安保法制に賛成するのは馬鹿としか言いようがない
一部の保守や右翼は「中国、韓国とは国交断絶すべき!」と主張します。そして、そういう人に限って安保法制に賛成するんですよね。
もうね、馬鹿の極みですよ。
ホント何も考えずに好き勝手主張している人たちなんだなと呆れてしまいます。
安保法制に賛成するからには中国・北朝鮮などの脅威に対する抑止を考えているのだと思いますが、そういう人たちが国交断絶を主張するのは明らかにおかしいんですよね。
なぜなら国交を結ぶことは最高の抑止力になるからです。
国交こそが抑止力
国交がある間は中国が日本に戦争を仕掛けることは無いと断言しても良いでしょう。
いわば中国と日本はビジネスパートナーです。戦争が起こればパートナー関係は破断し、大きな損失になります。戦争の目的は基本的に利益を得ることですから矛盾しますよね。
ましてや中国のハイアール、シャオミ、レノボといった家電企業は世界トップシェアを占めます。大義無く日本に戦争を仕掛ければ、テロ国家として世界から信用を失い、こういった製品の撤退を余儀なくされるわけです。中国が日本と戦争をするメリットは無いのです。
韓国は一部では反日国家と言われていますが基本的には友好国です。国交があるからこそ、日本に対する間違った認識が解消されるわけです。
一番の問題は国交が無い北朝鮮ですが、北朝鮮にとって日本は眼中に無く、関心があるのは米国や韓国だけです。だから幸いにも日本が挑発しない限りは戦争の心配はありません。しかし、保険の意味でも国交を結ぶべきだと思います。なぜなら世界のほとんどの国は北朝鮮と国交を結んでいるからです。
おわりに
国交断絶を主張する一方で安保法制を支持するということは、無駄に自衛官の命を犠牲にする愚かな行為です。
自衛官は駒では無いのです。安保法制を支持して抑止力を期待するのであれば、せめて国民は国交によって交流を深め自衛官の負担を減らすように心掛けるべきではないでしょうか?