だからSEALDsが必要。正論を真面目に主張しても黙殺される日本
安保法制に反対する代表的な団体「SEALDs」について賛否両論がありますが、正直言ってアレを”まともな抗議”と思う人は少ないと思います。
では、「SEALDs」のような団体は不要なのか?という話になるわけですが、
間違い無く「SEALDs」は必要です。
なぜなら、そうしなければメディアは注目しないからです。
注目されなければ始まらない!”行儀良い”抗議はしないのと同じ
世の中には数多くの問題が存在します。
何が思いつきますか?
おそらく多くの人が次のような問題を思い浮かべるでしょう。
- 安保法制
- 保育士の低賃金問題、待機児童問題
- イスラム国(ISIS)によるテロ
- 有名人の不倫問題
- 北朝鮮のミサイル実験
直近だとこの辺りを思い浮かべると思います。
逆にこれ以外でパッと思い付くものはあまり無いと思います。
”あまり無い”で思い出しましたが甘利氏の賄賂の件もそうですね。すっかり忘れていました。
これらの問題は世間で散々騒がれていて暴言や誹謗中傷が飛び交うという特徴があります。
これがもし行儀良く批判していたら全く注目されていないはずです。特に、保育士・待機児童問題なんて当事者でなければ頭の中から消えていたことでしょう。「日本死ね!」という暴言があって初めて注目されたわけです。
芸能人の不倫問題も普段ならスルーされます。しかし、ベッキーの件では文春がLINEのやり取りを流出させるという暴挙に出た結果注目されたわけです。
また、世界各地では無数にテロが起きていますがそのほとんどは注目されません。しかし、イスラム国は残虐性をメディアを使い大々的に報じた結果、大きな注目を浴び、賛同者を集める事に成功したわけです。
北朝鮮が注目されるのもメディアを使って大々的にアピールをするからです。ひっそりと核実験やミサイル実験をしていても大した話題にならなかったでしょう。
同様にSEALDsの派手なパフォーマンスがあったからこそ、世の中の関心を集める事になったわけです。SEALDsの存在が無ければ、”まるで反対する人がいなかったかの様に”何事も無く成立していたことでしょう。
反対意見が政治を改善させる
安保法制は施行されてしまいましたが、そこで終わりではありません。
今後、安保法制が廃止されることが無くても、反対の声が大きければ内容の見直しが行われ、より安全で効果的なものになる可能性があるわけです。賛成意見ばかりでは政治家たちは怠けて改善しようとはしないのです。
テロの脅威が高まっている今、安保法制の内容も見直して、よりリスクが無い様に改善していかなくてはなりません。
日本をより良い国にする為にも、まずはSEALDsのように声を上げることが大切です。
要するに、
政治家はちゃんと仕事をしろ
ということです。
政治家が反対意見も黙殺せず、きちんと汲み取ればSEALDsのような抗議の仕方は不要なわけです。このような抗議が頻発しているのは政治家がいい加減な仕事しかしていないからです。
反対派も税金を納めているわけです。だから政治家は都合の悪い意見を黙殺するようなことはあってはならないのです。