「甘利さん、罠にはめられて可哀想」と擁護する人は何も分かっていない
収賄の責任を取り辞任した甘利氏ですが、「甘利さん、罠にはめられて可哀想」と擁護する人や、責任逃れをする自民党議員が後を絶ちません。
そういった擁護姿勢を見せる人たちは問題の大きさを何も分かっていません。
今回の賄賂が仮に罠だったとして、罠だったからこそ不正が明るみに出たんですよね。
もし、今回の件が罠じゃなくて、写真を撮られる事も録音もされる事も無い、普通の賄賂だったらどうなっていたと思いますか?
表沙汰になることも無く、裏で賄賂のやり取りが平然と行われていたわけですよね。
つまり、今回の件で甘利氏は、罠であろうとなかろうと、賄賂を持ちかければ応じてしまう人である事が判明したということなんですよね。これだけは揺ぎ無い事実です。
「たった100万円の収賄で辞任とか大げさ過ぎる」
と呑気に擁護する人が沢山いますが、甘利氏が賄賂を受け取る人であるということが判明した以上、過去に遡ればこの何倍、何十倍もの賄賂を受け取ってる可能性があるわけです。
そして、甘利氏といえばTPPですが、今回の件で新たな疑いも出てきています。
TPP推進企業からの賄賂の可能性です。
そういう事実があるかどうかは現時点では分かりませんが、その可能性も濃厚になってきたと言わざるを得ません。
それにしてもこれだけの問題を起こして大臣辞任だけで済んでしまうのは政治家は自分に甘過ぎると思います。野党が頼りなさ過ぎるから、このような国民を舐め切った対応がまかり通るのだと思います。