悲惨なスキーバス転落事故のようなリスクは自動運転自動車導入すれば無くなるのか?
14名の犠牲者を出した長野県軽井沢町で起きたスキーツアーバス転落事故。原因の一つはずさんな管理体制だったと言われています。
しかし、管理体制が万全であっても人間はミスをするものです。一瞬でも何かに気を取られれば今回のような死亡事故に繋がる可能性があるわけです。
そこで気になるのが今後どうやって事故を防ぐのかという課題。
2020年には実用化されると言われている『自動運転自動車』が大きな鍵になると私は考えます。
「居眠り運転OK」になるであろう自動運転自動車
まだ法整備もされていませんが日本政府も自動運転自動車の実現には意欲的です。おそらく自動運転自動車の乗車時は「居眠り運転」も可能になると思われます。
なぜなら、グーグルはハンドルが存在しない自動車を開発していて、2014年にはだいぶ踏み込んだ実験もしているからです。
そして、先日公開された日産のコンセプトカーも自動運転時はハンドルが収納される造りで、ハンドルに触れる事すら出来ない構造になっている為、「居眠りしてください」と言ってるようなものなんですよね。
日本政府も積極的に推進する自動運転自動車ということなので、人が運転するよりも遥かに高い安全性が確保出来るということなのでしょう。
つまりに、バス運行会社やタクシー会社が導入すれば、こういった悲惨な事故は未然に防げるかも知れないということなのです。
バス運行会社やタクシー会社が自動運転自動車を導入すればかなり安上がりに
自動運転自動車の価格はおそらく一般人の手には届かないレベルなのかも知れません。しかし、バス運行会社やタクシー会社であれば別です。
バス運転手の年収は430万円ほどと言われています。つまり、バスを運行する為には車両費や維持費以外にも運転手の人件費が毎年かかるわけです。
自動運転自動車を導入すれば毎年430万円もの人件費を掛けなくて済みます。
初期コストは掛かるかも知れませんが永遠に必要となる人件費がカット出来ると考えれば安い投資だと思います。しかも、人為的な事故を未然に防げるためバス運行会社やタクシー会社にとってはメリットばかりです。
仮に事故が起きたところで、その責任は製造販売している自動車メーカーや推進してきた国家が問われるはずですしね。
しかし、自動運転自動車が本当に安全なのかが懸念されるところ
これだけ推進されてるということは安全性に自信があるということなのでしょう。
しかし、所詮は機械。故障はあるはずです。
今主流の自動車であれば故障しても、ドライバーが自力で危機回避することが可能ですが、自動運転自動車ではそれが困難です。
ハンドルが無い、収納されてしまっている、となれば咄嗟にハンドルを切ることは不可能です。
よそ見したり、居眠りしていたら危険を察知することも出来ません。
「ゆりかもめ」みたいにレールの上を走るなら自動運転でも安心ですが、予測不可能なケースが多発する公道では「本当に安全なのか・・・?」と不安になります。
未然に事故を防ぐ秘策になることは期待しつつも不安はぬぐえない、そんな風に私は感じています。
あなたは自動運転自動車についてどう思いますか?