ついにポケモンGOで死亡者。メーカーは対策を講じないのか?
スマホゲームのポケモンGOを車を運転しながら遊んでいた事が原因で徳島県で死亡事故が発生してしまったようです。
以前からポケモンGOの危険性は指摘されていましたが、とうとう取り返しのつかない事態がお起きてしまいました。
スマホしながらの運転は悪。しかし、それを推奨するゲームシステムが根本の問題
ポケモンGO以前にスマホを操作しながら運転すること自体が問題なので、事故を起こした加害者を擁護するつもりは一切ありません。
しかし、なぜこういう事故が起こったかというと、ポケモンGOが移動しながらのスマホ利用を推奨するゲームデザインだからなんですよね。
ポケモンGOは実在する地図と連動していて、実際に自分の足で特定の地点に移動することでゲームが進行していくわけです。
このゲームの性質上、移動しながらスマホを見た方が目的地点に近づいている事が分かり易いのでどうしても画面を見てしまうんですよね。
そもそも、「プレイヤーが歩くとそれに合わせてゲーム内のキャラクターも歩く」という演出があるわけですから、歩きスマホを想定した作りになっていることは明白です。
メーカーに歩きスマホを禁止する意思があるなら、「センサーを使って移動中はプレイできないようにする」といった対応が出来るわけです。
でもそれをしない理由は、ポケモンGOは歩きスマホを推奨するゲームデザインであり、それがコンセプトだからなのでしょう。
おわりに
今回は運転手がポケモンGOで死亡事故を起こしましたが、逆に歩行者がポケモンGOに夢中になり過ぎて道路に飛び出して死亡事故に発生する可能も十分に考えられますよね。
「移動しながらスマホする奴が悪い」という意見もあるでしょうが、ポケモンGOのゲーム性が原因で事故が起きてしまっている以上、十分な対策を講じる義務があると思います。
メーカとしては歩きスマホ中のポケGOを禁止してしまうと、利用者が減り利益も減少する可能性があるので対策をしたくないかも知れません。しかし、子を持つ親としては「安全に遊ばせられる」ようになるので逆に利益に貢献するかも知れません。ですから、メーカーには積極的にユーザーの安全を考えた対策を講じるべきなのです。