もし日本が核武装した場合想定される最悪の事態とは?
”日本が核武装する”
そんな話がわずかながら現実味を帯びてきました。
米国次期大統領候補としてドナルド・トランプ氏が優勢となっていますが、「日本が全額払わなければ米軍は撤退する」と発言したことが波紋を呼んでいます。
在日米軍が撤退してしまえば安保法制も何も無くなってしまうので、安倍政権や安保法制賛成派からすれば何としてでもそれは回避しなくてはなりません。
その一方で別のプランも浮上しています。
「日本が核武装する」という案です。
一部では核兵器は最大の抑止力とも言われますが、一方で大きなリスクもあります。そのリスクについて説明しましょう。
1. 日本を危険視する国が先制攻撃を仕掛けてくる
これまでの日本は戦争を放棄したことで「安全な国」と周辺諸国から認識されてきました。
しかし、核開発を始めたとすればどうでしょう。「安全な国」と思ってくれるでしょうか?過去には日本はアジア諸国を植民地支配していたわけですから、「好戦的な国」と捉えられてしまう可能性も否定できません。
となれば、かつて植民地支配されていた中国などの国が日本に対して先制攻撃を仕掛けてくる可能性は十分に考えられます。
実際、これと同様の事がイラク戦争でありましたよね。イラクは核開発を疑われ、それを脅威と思ったアメリカが先制攻撃を仕掛けたわけです(実際に核は存在しなかったのですが・・・)。
2. 北朝鮮の核武装を後押しすることになる
また、日本が核開発を進めれば、世界中から非難されている北朝鮮を間接的に支援することになります。
「日本が核開発しているのだから、我々が核開発しても問題ない」というように核開発や核実験を正当化する手助けとなってしまうわけです。
おわりに
核に限らず抑止力の為に武力拡大が行われているのが世界の現状ですが、いつか風船のように『破裂』する時が来ると思うんですよね。
そうなったら最後。世界中で核が放たれて、地球は人が住めない星になってしまいます。