ネトウヨの行動から考える安保法制の不安要素を指摘します
もし、テロリストがネトウヨ(ネット右翼)レベルの人間性しか持ち合わせていないのであれば安保法制が日本でのテロの引き金になる可能性は高い。そう私は思います。
なぜテロリストとネトウヨを結び付けたのかと言うと、そう思わざるを得ない動画がアップされていたからです。
親日ユーチューバーが一瞬にして反日ユーチューバーになった瞬間
以下の動画は親日美女ユーチューバーとして有名なミカエラさんが、韓国企業であるLGとコラボしたものです。
「普通の人」ならただの楽しいコラボ動画でしかないのですが、ネトウヨにとっては違ったようです。
ネトウヨがコメント欄を荒らしまわって大論争に発展。この事態を受けて、ミカエラさんは動画説明欄で謝罪にまで追い込まれる事態に…。酷過ぎますよね。
ミカエラさんは親日ユーチューバーという事もあってか、元々ネトウヨにも支持されていたんですよね。しかし、韓国企業とコラボをしたことで一瞬にして反日ユーチューバーに変わってしまったわけです(そう思っているのはネトウヨだけですが)。
もし、ミカエラさんが日本人であれば歴史問題で対立している韓国を肯定して批難されるのはまだ分かります。しかし、ミカエラさんは日韓問題とは無関係のカナダ人です。そういう人を身勝手なナショナリズムで非難するのは人間として恥ずべき行為です。
親日になるには反韓にならなければいけないのでしょうか?
親韓になるには反日にならなければいけないのでしょうか?
これは普通に考えればオカシイ思想ですが、ネトウヨにとっては「我々の敵に友好的な者は誰であろうと敵である」と言う事なのでしょう。そもそも韓国は敵国ではなく(問題付きの)友好国であり(日米同盟と米韓同盟による間接的な)同盟関係でもあるんですけどね。
そして、これが安保法制にも結び付いていきます。
安保法制が原因でテロが起こるかも知れない理由
先ほど、「我々の敵に友好的な者は誰であろうと敵である」という考えがネトウヨ思想だと言いました。そういう考えの人がけして少なくない数いるのが現実です。
もし、このような考えをIS(イスラム国)のようなテロリストも持っていたらどうなると思いますか?
ISにとっての一番の敵はアメリカです。航空機が高層ビルに突撃し大勢が犠牲になった「9.11アメリカ同時多発テロ」。このテロを起こしたテロ組織アルカーイダから派生した組織が今のISなんです。だから、ISとアメリカの結びつきは非常に強いのです。
そんなアメリカと日本は安保法制により同盟関係を強化したのです。
今でこそ安保法制は限定的な形で控えめに行使されている程度ですが、これが本格的に行使されるようになったらどうなると思いますか?
日本がアメリカと協力して、ISの掃討活動に積極的に参加すれば間違いなくISは日本を敵視します(ネトウヨ思想でなくとも危害を加えられれば当然の反応です。それぐらい安保法制のリスクは高いわけです)。そうなれば、世界各地で起きているISによるテロが日本で起きる日はそう遠くないはずです。
テロに武力は抑止力にならないことはアメリカが証明しています。2020年には東京五輪が開催され、より一層日本がテロの被害に遭う可能性が高まります。ですから、武力に頼らない抑止力を一刻も早く手に入れる事が重要になってきます。テロが起こるそもそもの原因を追究していく事が大切です。