韓国・朝鮮人にキムチ男・女と呼ぶのはヘイトスピーチか?
ネットで韓国・朝鮮人に対して「キムチ男(女)」と呼ぶ人がいます。その多くが嫌韓派やネトウヨといった人達です。
当然、彼らは悪口のつもりで「キムチ男(女)」と言ってるわけですから、当然ヘイトスピーチに当てはまるはずです。
親韓の人達も使っているキムチ○○という呼称
しかし、実は「キムチ男(女)」という言葉は親韓の人達も使っている言葉なんですよね。
「キムチ男(女)」という呼称はネットゲーマーを中心に使われている言葉で、こういった呼称は韓国人だけではなく、日本人を「寿司男(女)」、ドイツ人を「ソーセージ男(女)」と各国それぞれに呼称があるんです。
ネットでコミュニケーションを取る上で、各国のオリジナルの名前だと覚え難い、呼び難いという欠点があるので、それを解消する為に、このように分かりやすい食べ物の名前で呼ぶようになったのでしょうね。
当然この呼称に差別的な意味は込められていません。
ヘイトかどうかは言葉を使う人次第
「ヘイトスピーチ・差別の線引きが分からない」と言う人は少なくありません。
確かに明確な線引きはありません。
しかし、確実に言えるのは「言葉を発する人次第でヘイトスピーチにも友好的な言葉にもなる」ということです。
例えば「整形大国」という言葉について考えてみます。
この言葉も、嫌韓・ネトウヨは好んで使います。当然彼らは悪意があってこの言葉を使っているわけですから、これはヘイトスピーチ・差別発言になります。
逆に、整形や美容に関心のある多くの女性が「整形大国」と言うのは(あまり耳にしませんが)、リスペクト・憧れです。当然、ヘイトスピーチ・差別発言ではありません。
他にも「死ね」という言葉は一般的には狂気的で脅迫めいたものです。しかし、小さい子供がじゃれ合いで「死ね」と言い合うことはありますよね(私がそうだったので)。
ヘイトスピーチ規制法の運用は慎重に
個人的にヘイトスピーチ規制法は大賛成なのですが、運用する側がこの記事で説明した事を理解していなければ「言葉狩り」にも成りかねませんし、深刻なヘイト・差別が起きているのに表面的な部分だけ見て「これはヘイトじゃない」と判断されかねません。
適切な運用をする為にも、より多くの人に向き合う事が大切です。