コラム.tokyo

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今の時代、イジメは常識である

   

東日本大震災に伴う福島原発事故によって福島県民が各地に避難しましたが、避難した児童が「原発いじめ」の被害に遭いました。その事で「学校や教育委員の対応に問題があった」として菅官房長官が批判したという報道がありました。

学校や教育委員会の対応も大事ですが、それ以前にイジメに対する罪悪感が無くなってきていることが問題だと思うんですよね。

イジメの罪悪感が無くなってきている原因はネット中傷やネットヘイトスピーチだと私は考えます。

当たり前のように繰り返されるネット中傷やネットヘイトスピーチ

2ちゃんねる、まとめサイト、ニコニコ動画、youtube、ヤフコメなどを見れば当たり前のように見かける中傷やヘイトスピーチ。

特に韓国の話題になんかは普通のコメントよりも差別的なコメントの方が多いくらいです。

まだ、ネットが世間に普及する前は、限られた人が不満のはけ口として利用していただけでしたが、今は誰もが利用しているわけです。中傷やヘイトスピーチを日常的に目にすることが非常に多くなったのが今の世の中なんです。

ネットが原因でイジメの罪悪感が薄れている

ネットにより日常的に中傷やヘイトスピーチを目にするようになった今、「皆やってるじゃん。イジメや差別なんて普通でしょ?」とまるで常識かのように錯覚してしまう子供がいるんです。

これだけ中傷やヘイトスピーチが蔓延すると「自分一人が増えても問題無い」とイジメや差別への罪悪感が薄れてしまうんですよね。

都内でよく見かけますが、これは一人が信号無視をすると続けて他の人も信号無視し始める光景と同じです。

頭でも悪い事でも分かっていても、「皆がやってるから…」と言って悪行を正当化してしまうのは本当に恐ろしいことです。

ネット中傷の厳罰化がリアルでのイジメを減らす

大人であればモラルが成熟しているので「皆がやっているから」と言ってあからさまなイジメをする人は滅多にいませんが、子供は違います。

子供は何でも吸収します。それが悪い事であっても容易に取り入れてしまうのです。

だから、酷く蔓延しているネット中傷や差別(ヘイトスピーチ)の厳罰化が重要なのです。そうすることで「皆がやってるから」という理由でのイジメは確実に減るでしょう。

リアルなイジメは大人はやりませんが、ネットのイジメ(在日外国人へのヘイトスピーチなど)はほとんどが大人によるものです。

子供たちのイジメを無くす為にも、まずは大人たちのイジメを厳しく取り締まるべきです。

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