金で考える限り、慰安婦問題は決着しない
28日、岸田外相が韓国に訪問して慰安婦問題の妥結を目指すと話題になっています。
しかし、慰安婦問題は解決するどころか悪化する可能性があります。
この理由が分かりますか?
あくまでも、政府がやるのは金銭的な解決なんです。感情は関係ありません。
一方で、世論を騒がせているのは感情面なんですよね。
金銭的な解決がされた後、どのような事態が想定されるか?
おそらく、解決後は日本のネトウヨ達が、
もう解決したんだから誤る必要はない
と、今まで以上に韓国に対してバッシングをすることが予想されるわけです。
そうすれば韓国側は「ふざけるな!」と怒りに狂うわけです。
金銭的な解決は前進である
その一方で、感情的な解決にも努めなければなりません。
金銭的な解決をするということは、慰安婦問題の日本側の非を認めるということですから、感情面では「申し訳なかった」という気持ちをこれまで以上に一貫して韓国に伝えなくてはなりません。
非を認めたのに「もう謝りません」では行動と主張があべこべで完全に逆効果ですからね。
過ちを繰り返さない為に必要な事
そもそも、慰安婦問題に限らず他の事件も同じですが、「誤ったからおしまい」「お金払ったからおしまい」で済む話じゃないんですよね。
例えば殺人事件の被害者が加害者に同じことを言われたらどう思うでしょうか?きっと怒りに震えるはずです。
同じことを繰り返さない為にも、被害者への謝罪の気持ちは持ち続けるべきだと思います。