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古舘キャスター『報道ステ』降板で、ろくでもない政府お抱え報道番組に成り下がるのか?

   

テレビ朝日で長年放送されている夜のニュース番組『報道ステーション』でキャスターを務めている古舘伊知郎氏が3月で降板することが決まったようです。

政府が圧力をかけ報道を抑制する。民主主義国家としてあってはならない事だと思います。

安倍政権の熱烈な支持者は「古舘伊知郎氏は偏向報道をしている」と主張し、今回の降板を非常に喜んでいるようです。

偏向に満ちた安倍政権

確かに偏向は公正な報道には不適切だと思いますが、安倍政権の行動そのものが偏向に満ちているんですよね。多くの国民が安倍政権の民意を無視した身勝手な行動に不快感を感じているんですよね。

安倍支持者はマスコミの偏向には断固として認めませんが、安倍政権の偏向は空気を吸うかのごとく自然に受け入れるわけです。ご都合主義にもほどがありますよね。

マスコミの役割は政府の監視

偏向の問題は別として、マスコミが政府を批判するのは当然のことなんですよね。マスコミの役割は政府の監視です。これは先進国では当たり前のことで、欧米のマスコミはもっと政府に批判的です。そうすることで政治が独裁的にならないようにバランスが保てているんです。

しかし、今回、マスコミは政府の圧力に屈しました(過去に自民党がテレビ朝日に圧力文書を送った事実がありますから、そうである可能性は高いでしょう)。つまり、政府お抱えのニュース番組に成り下がってしまう可能性があるのです。

この流れが広まっていくとどうなるか?

政府が広めたい情報は広め、そうでない情報は抑制する。つまり、政府が情報を自由自在にコントロール出来る様になります。

安倍政権を支持している人はそれでも良いのかも知れませんが、北朝鮮政府がやっていることと全く同じなんですよね。

しかも、今は世界各地で起こるテロで不安定な世の中になっています。そういう時代は誰かにすがりたくなるのが人間の性なので、民意をコントロールしやすいんですよね。

ナチス・ドイツのヒトラーは”不安定な世の中”を利用し(当時ドイツはこれまでにない不況だった)、ユダヤ人大量虐殺にまで発展させたわけです。

当時のドイツ国民が虐殺を好む異常者だったわけではありません。

「不安を煽る」、「愛国心を利用する」、といった行動心理を巧みに操ればそのように仕向けることが可能なんですよね。

つまり、安倍首相がヒトラー並みに行動心理の扱いに長けていれば、日本国民を徴兵し、戦地で戦わせるということも不可能ではないんです。

おわりに

安倍首相がどういう体制を望むのかは知り得ませんが、政府の一存であらゆることが決まってしまうこと、つまり民主主義の破棄は断固として認めてはなりません

 

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