【問題】歴史と道徳を必ず一緒に学ぶべき理由を答えよ
2015/07/20
歴史と道徳を必ずセットで学ぶべき理由、正確には道徳を学ばずして歴史を学んではいけない理由でしょうか。この問題あなたは分かりますか?
答えは単純で差別が生まれるからです。
道徳を学ばず歴史を学べばネトウヨやレイシストが生まれる
今の日本を見れば分かるようにヘイトスピーチやネットでの誹謗中傷が盛んに行われいるのが現状です。これは道徳を学んでいない人が中途半端に歴史を学んだ結果です。
「正しい歴史認識を学ぶべき」と言って安易に歴史だけを学ばせればネトウヨ(ネット右翼)が量産されるだけなんですよね。
「お前らのは捏造された歴史だ。最低の民族だな!」というのがネトウヨ定番の反応ですが、道徳心が育っていれば「そういう解釈もあるよね」「もしかしたら日本の歴史認識が間違っているのかも」「歴史は歴史、人は人」というように様々な考え方が出来るわけです。
そもそも「正しい歴史」などあってないようなものなんですよね。日本と韓国だけでなく世界中の大半の国が近隣諸国との歴史観のズレでトラブルが起こっているわけです。それに当時の状況を完璧に把握出来てる人なんて100%いません。情報社会の現在ですら世の中を完全に把握出来てる人はいないのです。
つまり、歴史認識のズレは避けて通れない問題なわけです。だからこそ危機を回避するためにも道徳が必要なんです。
道徳が身に付いていれば歴史認識や価値観の違いは大した問題ではなくなる
反日と呼ばれる歴史教育が韓国では行われているとよく耳にしますが、以下の統計では韓国人の7割が日本人を好きと回答しています。
その理由が分かりますか?
それは道徳が身に付いている人がそれだけいるからです。
道徳が身に付いているからこそ「戦時の日本は許せない」、「安倍首相の不誠実な対応が許せない」と日本を批判しつつも、「今の日本は好き」「政府と個人は違う」と切り離して考えることが出来るわけです。
時には凶器になるのが歴史。だから取り扱い方を学ばなければならない
道徳を学ばず歴史を学ぶことは、命の大切さを知らず拳銃を持つようなものです。それぐらい恐ろしいものなんですよね。実際、差別を受け命を落とす人もいるわけですから。
先日、自民党が教員資格を国家免許にすると安倍首相に提言しましたが、おそらく歴史教育の見直しもあるでしょう。学問には自由があり個人の見解があって当然のものですから、国が内容を定めてしまうことは問題があると私は考えます。不本意ですがそうなった場合を考えると、道徳を学び相手の考えを尊重できる柔軟性を身に付けることはより重要になるでしょう。