中国への抑止力を高めるは卓球の福原愛のような人物が必要
リオ五輪で久々に泣き姿を見せた福原愛さんですが、中国人コーチらが日本の卓球女子の苦闘をまとめた手作りアルバムをプレゼントしたことで再び涙してしまったそうです。
ところで、福原愛さんと言えば、中国では絶大な人気を誇っているわけですが、その理由が分かりますか?
好意を見せれば好意が返ってくる。逆に悪意を見せれば…
福原愛さんが中国人から好かれる理由、それは中国に対して好意的だからです。相手に好意を見せ、彼らの考えを尊重し、生活に溶け込もうとしてきた結果が彼らの支持を得たわけです。
当たり前のことなんですよね。
好意的に接すれば「嬉しい」と感じるわけです。不快に感じる人はいません。いるとするなら単に「人嫌い」か「差別思想」な人ぐらいでしょう。
「返報性の原理」という言葉を知っていますか?
「何かを貰ったら、それに見合う何かをお返ししたい」という人間誰もが持つ心理です。
つまり、「好意を貰ったら、それに見合う好意でお返しがしたい」、逆に、「悪意を貰ったら、それに見合う悪意でお返しがしたい」ということです。この感情はほぼ全ての人に備わっています。
ですから、中国に大して好意的な日本人であれば福原さんに限らず誰もが好意的に見られます。勿論、これは中国だけではなく韓国でも同じことです。
逆に、今問題になっているヘイトスピーチや差別を中国や韓国に行えば、同様の仕打ちが日本にもされるわけです。
相手に好意を見せる事が最大の抑止力になる
卓球大国の中国で福原さんがこれだけ人気があるということは、相当な人数が日本に好意的な考えを持つきっかけになったと思うんですよね。そして、福原さんのように中国人に対して好意的な人がもっと増えれば、中国人の日本に対する感情はどんどん改善されていくはずです。
もちろん、政府と民間は異なります。しかし、政府を構成するのは人です。政府に属する人であっても個人レベルでは日本人に好意的な人もいるわけです。そして、それが広まれば個人レベルではなく政府をも変えることに繋がります。
無論、万が一に備え防衛力の確保は必要ですが、抑止力の基本は友好関係を深める事です。友好的な人に対して危害を加えたいと思う人はいないわけです。
しかし、安保法制や核兵器などの武力による抑止力を訴える人に限って、中国と関係改善をしたいという姿勢が見られない場合が多く非常に残念なところです。政治批判はすべきですが、それを中国人個人の批判に結び付けるのは愚かな行為です。
本当に日本の国防を考えるなら、中国や韓国と友好的に接するよう心掛けるべきです。それが抑止力になります。