コラム.tokyo

政治・社会問題など堅めのニュースを素人目線で考察していくブログです

言いがかりでは?DaiGo差別発言謝罪『母親利用』『泣き落とし』作戦で反省してないのは本当か?

   

先日、メンタリストDaiGoさんが生活保護受給者やホームレスの命を軽んずる発言をしたことで大炎上が起きています。

DaiGoさんは度々炎上しますが、今回ばかりは複数のホームレス支援団体や厚生労働省からも声明が出るなど、もう彼自身では収集が付かないレベルの事態になってしまいました。

既にDaiGoさん今回の騒動についての謝罪をしていますが、この謝罪動画が更なる炎上に繋がってしまいました。

具体的に言うと、「亡き母親を利用するな!」とか「泣き落としで同情を誘うな!」といった批判の声が上がっているのですが、私の結論は証拠無しの言いがかりでしかないという事です。

この件について詳しく私の見解を話したいと思います。

DaiGo差別炎上騒動の経緯を簡単に解説

あまりよく知らない人もいると思うので、今回の騒動を簡単に説明したいと思います。

一連の流れはこんな感じです。

  • DaiGoさんがYoutubeの生配信で生活保護受給者やホームレスの命を軽んじたり、ホームレスを犯罪者と同列に扱う発言をする。
  • これを見ていた人を中心に炎上する。
  • 炎上後も「僕は多額の納税をしているので生活保護受給者やホームレスを救っている。批判するなら僕より多く納税すべきでは?」などといった煽りのツイートをする。
  • いつもの生配信と同じラフな感じで1回目の謝罪をする(動画は削除済み)。
  • 「反省を感じられない」としてさらに炎上。ホームレス支援者団体や厚労省が声明を出す事態に。
  • 前回の謝罪内容を撤回し、2回目の謝罪動画を投稿。前回とは一転して真面目な雰囲気に。
  • 「母親を利用している」「ウソ泣きだ」などと言われ、さらに炎上して現在に至る。

ちなみに、2回目の謝罪動画はこちらです。

DaiGo炎上騒動謝罪の『母親利用』『泣き落とし』が言いがかりである理由

続いて、本記事のメインである2回目の謝罪動画での炎上について話します。『母親利用』『泣き落とし』が言いがかりである理由についてですね。

この謝罪動画で「亡き母親を利用するな!」とか「泣き落としで同情を誘うな!」とバッシングを浴びているわけですが、有名ユーチューバーなんかも騒動に参戦している状況です。

『母親利用』『泣き落とし』が言いがかりである理由は、簡単に言えば証拠がなく想像の域を出ていないからです。

言いがかりを付けてバッシングするのは差別の始まり

「やったかも知れないだろ!」と反論する人もいると思いますが、DaiGoさんと同じ差別思想に基づく行為なんですよね。言い方を変えればイジメです。

DaiGoさんを「信用しろ」とは言いませんし、疑ってしまうのも仕方がないことです。しかし、罪をでっちあげる行為は相手が誰であれ許されるものではないのです。

差別を批判する人が、差別をする側になってしまえば本末転倒なわけです。

DaiGoは謝罪で母親を例に取り上げるべきでは無かったのか?

謝罪動画でDaiGoさんは「もし、最愛の亡き母親が生活保護受給者で、同じことを言われたら殺したいほど憎む。」と自身の過ちを認めましたが、「わざわざ母親を話に出す必要があったのか?母親を利用するな!」と主張する人がいます。本当にそうでしょうか?

まず、前提としてDaiGoさんは生活保護受給者やホームレスに差別意識があるわけです。となると、世間から批判されただけでは自分の過ちに気付くことは困難です。

『自分の過ちに気付いてこそ謝罪が成り立つ』はずですよね?過ちに気付かぬまま謝罪すれば、それこそ”形式だけの謝罪”になるわけです。

生活保護受給者やホームレスに差別意識があるDaiGoさんが自身の過ちや罪の重さに気付くには、身近な大切な人である母親の存在は欠かせないわけです。

邪推をすれば『母親の利用』かも知れませんが、そうでなければ『真剣に罪に向き合おうとしている』とも受け取ることも出来るわけです。

DaiGoは『泣き落とし』の心理テクニックを本当に使ったのか?

DaiGoさんは謝罪動画で涙を流す素振りも見せましたが、これが「過去のツイートの心理テクニックを実践したのではないか?」「すべては計算づくだった?」などと言われていて、これが今回の謝罪が炎上した一番の理由と言えるでしょう。


DaiGoさんのこの過去ツイートを見ると、「普段から悪だくみをしているんだな…」と受け取ってしまうかもしれませんが、元々DaiGoさんのツイッターやYoutubeは心理テクニックを教える目的で運営されており、このツイートはDaiGoさん自身の言葉・思想・考えではなく書籍等からの引用だったりします。

邪推すればこの心理テクニックを使ったと考える事も出来ますが、元々DaiGoさんは感情の起伏が激しいタイプなので、”最愛の母親を例に自分の行動を振り返れば感極まって泣いてしまう”というのは十分考えられると思います。

DaiGoが謝罪動画で笑みを浮かべていた理由

謝罪動画では時折、笑みを浮かべたように感じる部分があり、それが批判の理由にもなっていました。

『笑みを浮かべる = 反省してない』は間違いです。

なぜなら、笑みを浮かべるのは体に備わった防御反応だからです。苦しさ、辛さから逃れるために自然と反応をしてしまうんですよね。

逆に、最初から最後までずっと申し訳なさそうに出来る人は『謝罪慣れ』している人だと言えるかもしれません。

相手が誰であれ差別行為を許容してはいけない

というわけで、メンタリストDaiGoさんの生活保護受給者やホームレスに対する差別発言による炎上騒動の個人的な見解を話しましたが、2回目の謝罪動画に関しては邪推しなければ真摯に向き合おうとしているように感じました。しかし、絶対そうであるとは言えないので、今後数カ月、数年の活動を見て評価したいと思います。

また、日本は差別に甘い国です。

DaiGoさんの今回の発言に限らず、ネットには社会的弱者や外国人に対する差別発言が横行しています。差別発言が当たり前なものになれば、ヘイトクライムを誘発し人の命を奪う可能性もあります(日本でも『ホームレス狩り』で死者が出ています)。

DaiGoさんに対する『言いがかり』も同じことです。エスカレートすれば『襲撃』を仕掛ける人が出てきます。

差別は何も生みません。この世から少しでも差別が無くなることを願うばかりです。

 - 雑記