慰安婦問題に完璧な解決を求めるな。着実な前進が重要。だから謝罪し続ける必要性がある
慰安婦問題について「韓国人は一言謝罪すれば納得する」という旨を大前研一氏が発言したことで話題になっている。
流石に一言謝るくらいでは全て解決とはいかないだろうが、解決へと一歩前に進むことが出来る。大前氏が言いたかったことはそういうことだろう。
一度の謝罪で納得できる人もいれば、複数回で納得する人もいる。逆に謝罪が通用しない相手も・・・
「過去の首相は韓国に謝罪した。だけど今はこの有様だ!韓国人に何を言っても無駄!」といわば逆ギレ状態の愛国者達が声を荒げている。
私から言わせれば、彼らは結果を急ぎ過ぎだ。一度や二度謝罪した程度で全ての人が納得いくと思っているのだろうか?一度の謝罪で納得いく人もいれば数回の謝罪で納得いく人もいる。逆に何度謝罪しても絶対に許さないという人もいるだろう。謝罪は特効薬では無いのだ。
完璧を目指す必要は無い。大切なのは解決へと一歩でも前進すること
繰り返すが、何度謝っても許さない人もいる。今後も日本の国旗を燃やすような過激な反日デモをやる韓国人が尽きることは無いだろう。しかし、だからと言って謝罪は無駄になってしまうのだろうか?
勿論そんなことは無い。謝り続ければ誠意を感じ取ってくれる韓国人は着実に増えていく。大切なのは完璧な解決を求めることではない、一人でも多くの韓国人から反日感情を取り除くことなのだ。
完璧な解決を「成功」と定義するなら、100%成功することは無いだろう。これは日韓問題に限らず全ての事に当てはまる。完璧を求めれば必ず失敗する。目標は7割、8割で良いのだ。それならハードルは下がるし実は既に達成できている。なぜなら7割の韓国人は日本人が好きという統計結果が出ているからだ。
何度も言うが、大切なのは完璧な解決を望むことではなく着実な前進だ。一歩でも前進出来れば価値がある。
日本は一貫した姿勢を見せることが必要
先日の記事にも書いたようにここまで慰安婦問題に韓国人が執着するのは日本の一貫性の無い対応が原因なのだ。日韓基本条約で日本は罪を認め謝罪したわけだ。
慰安婦問題で韓国が騒ぐのは相手目線で考えればごく自然な反応である
しかし、その後は「捏造だ」とか「慰安婦問題は無かった」などと言って意見を覆している。意見を覆すならば相手を納得させる証明が必要だ。しかし、それが出来ていない。韓国人からしたら苦し紛れの言い訳をしていると捉えられても仕方が無い。日韓の立場が逆でも同じことが起きたはずだ。筋の通らないことを納得できないのは誰でも同じだ。
おわりに
日韓関係が騒がれている現在でも、戦後直後に比べれば対日感情はだいぶ良くなったはずだ。それは地道に交流を続けてきたことで日本人の良さが着実に浸透してきたからだ。完璧な解決ではないが着実に解決に向かっていることの何よりもの証明ではないだろうか。