安倍首相「公約違反受け止める」は口先だけ?「選挙の為の政治」ばかりの政治家たちは辞職すべき
「内需を腰折れさせかねない」として増税を延期した安倍政権。一方でアベノミクスの成果を強調し景気が上向いていることもアピールしています。
早速言ってることが矛盾していますよね。
景気が上向いているはずなのになぜ増税しないのか? ものすごく疑問です。当然、不景気な時期に増税は自殺行為なわけです。ですから、景気が上向いていると主張するのであれば今増税すべきなんですよね。
でも、増税しないという事は、本当はアベノミクスは失敗しているという事を安倍首相自身が自覚しているのではないでしょうか?
でも、「失敗だった」なんて言えば支持を失うわけですから、サミットで「リーマンショック前の状況に似ている」などと事実に反することを言い、増税延期の理由に利用したのだと思います。
不正を働いた舛添、甘利、田母神を任命したのは安倍首相。なのに責任は取らない
また、安倍首相は増税延期について「公約違反ではないかとの批判があることも真摯に受け止めている」と発言していますが、「真摯に受け止めて」何をするというのでしょうか?
安倍首相は身内の政治家が不祥事を起こしたときは「任命責任は私にある」と発言しています。
渦中の舛添要一知事や甘利明氏、そして先日逮捕された田母神俊雄氏を自衛隊航空幕僚長に任命したのは安倍首相なんですよね。
自らが任命した人が次々と不祥事を起こすのも問題ですが、安倍首相が具体的に責任を取ったという話を聞かないことも問題だと思います。任命しなければ無駄な税金が使われることも無かったわけですからね。
政治家にとって公約は選挙に勝つ為のツールでしかない
つまり、直球的な言葉で言ってしまえば安倍首相は「口先だけ」なんです
となると、今回の「公約違反を真摯に受け止める」という発言も口先だけである可能性は非常に高いです。
ただ、日本人は「人が良い」ので、いかにも「誠実っぽい」言葉を並べておけば、「安倍さんは誠実だ」「安倍さんはこんなに頑張っているじゃないか」と同情を引かれてしまうのです。
だから、日本の政治家は「もっともらしい」言葉こそ好んで使いますが、実際の政治には反映されないという矛盾が生じてしまうのです。
ちなみに少し古い記事になりますが、1年半前の自民党の公約(マニフェスト)達成率はたったの7.6%(328項目中25項目達成)しかないんですよね。まさに「口先だけ」です。
でも、政治家にとっては公約なんてどうでもよい事なのでしょう。政治家にとって公約は選挙で勝つ為のツールでしか無いのだと思います。それは公約達成率を見れば明白です。
これはすなわち、政治家が国民の為ではなく、選挙の為、政治家自身の為に政治をやっていることを意味するわけです。
国民の為に政治をしないからボロ出る
今回の「増税延期」についても、国民の為というよりは「選挙の為」という意図を感じずにいられません。冒頭で説明した通り矛盾が生じているわけです。
国民の為ではなく、選挙の為、政治家の保身の為に政治をするから矛盾が起こるのです。
舛添要一知事、甘利明氏、田母神俊雄氏らの見苦しい釈明会見がまさにそうですよね。国民の為を思って、誠実に謝罪すれば騒動はすぐ収束したはずなのに、自身の保身の為に苦しい言い訳をするから矛盾が起きたり騒動が悪化していくのです。
国民の為に政治を出来ない政治家は不要です。税金の無駄です。一刻も早い辞職を望みます。