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安倍首相、低所得者に1万5千円の給付金という愚作。やるなら10万円は配らないと意味が無い!

   

28日、安倍首相は年収100万円未満の低所得者2200万人を対象に1万5千円の給付金を配る方針を決めたようです。

ハッキリ言ってしまうと1万5千円程度では何も変わりません。実施される前から、ネットでは「生活費に消えるだけ」「貯金する」といった意見が大半を占めているので、既に失敗したようなものなんです。

年収100万円未満の人がどんな生活をしているのかを安倍首相は想像できない

単身者の場合年収100万円未満が給付の対象になるとのことですが、そういう人がどういう生活をしているのか安倍首相は想像出来ないのでしょう。

年収100万円ということは単純計算で1ヶ月あたり8万円ちょっとで生活する必要があります。

彼らの生活費の内訳を見てみましょう。

  • 家賃:4万円
  • 光熱費:1万円
  • 食費:1万5千円
  • 通信費:5千円
  • 交際費:1万円

これで丁度8万円です。
もちろん、このほかにも医療費や雑費も必要になります。
貯金が出来ないどころか赤字です。親から仕送りが必要になるレベルです。

こういうギリギリの生活をしている人達が1万5千円の臨時収入を得たところで、景気良くパーッと消費すると思いますか?

そんなわけが無いですよね。ギリギリなんですから。
生活費の不足分を補って終わりです。経済は全く潤いません。給付金を配っても「普段よりも贅沢」をしない限り全く意味が無いのです。

これが年収100万円の人の生活の実情です。

安易にばら撒きをして経済が潤うと考えている安倍首相には庶民との価値観のズレを感じざるを得ません。

それでもちゃんと庶民の意見に耳を傾けていればまだ良いですが、庶民の価値観が分からないのに庶民の声を無視しているのが安倍首相・安倍政権なんですよね。分からないなら人の意見を聞く、そう教わらなかったのでしょうか?

給付するなら10万円ぐらいドンと配らないと意味が無い!

消費させる事が目的なら1万5千円などとケチくさいこと言わないで10万円ぐらい配るべきです。

たったの1万5千円では生活費の不足を補って終わりですが、10万円あれば「普段買えない物を買おう!」という欲が生まれます

自分だったら10万円もらえれば、スマホやパソコンを買い換えますね。もしくは大型テレビを買ったり、最新ゲーム機を買うのもありですね。アクティブな人なら海外旅行という選択も出来るわけです。特にスマホやパソコン、ゲーム機などは継続的にアプリやゲームソフトを購入する必要があるわけですから、経済効果は抜群なはずです。

政治家たるもの庶民感覚を持つべし

国民の為の政治なのですから、政治家は庶民感覚がなければなりません。

ところが、何を勘違いしたのか選挙前になったりすると「庶民派のフリ」をする政治家が続出します。こんなことをやれば逆効果で、国民は「馬鹿にされている」と反感を買うだけです。

安倍首相のような、生まれながら裕福な家庭で育ったお坊ちゃま政治家が本当の庶民になるのは不可能です。だからこそ、庶民の声に耳を傾け少しでも庶民感情を理解しようと努めなければならないのです。

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