【言論統制問題】安倍首相、身内には陳謝し国民は無視。これでも擁護するならただの宗教でしかない
2015/07/20
先日、自民党本部で行われた勉強会で、自民党若手議員や安倍首相の友人である百田尚樹氏が「メディアを潰せ」などと言論を封殺しようと提案した問題について、あの安倍首相が謝罪をした。これまで遺憾の意を示すだけで一切謝らない首相が謝ったのだ。
まぁ、その謝罪の相手は国民ではなく仲間である公明党なのだが・・・。
『言論の自由』を剥奪しようと提案した自民党員の発言については国民に一切謝罪をすることなく『遺憾の意』を示すだけ。つまり他人事だということ。それなのにお仲間である公明党には簡単に謝罪をする。「大変申し訳ない」なんて言葉これまで安倍首相が国民に対して発言した事があっただろうか?
このあまりに馬鹿げた行動に国民の多くが不快感を示している。「謝る相手が違うだろ!」と。
当然の反応だ。安倍首相が気にするのは身内の事や自身の保身の事ばかりで、結局国民のことなんか何も考えていないことが明らかになったのだから。
安倍首相の態度を注視すると、言論統制は若手議員や百田氏だけの問題ではない。「安倍首相自身が望んでいることなのでは?」と疑わざるを得ない。これはテレビ局に文書を通達し脅しをかけたり、テレビ局幹部を呼び出し”指導”したりといった過去の数々の暴挙を見れば明らかだろう。こんな暴挙を公然とやるのは中国や北朝鮮ぐらいなものだ。
安倍首相の行動は民主主義を崩壊させる暴挙
もし、言論封殺が認められれば政治家は好き放題できるということだ、最近頻繁に話題になった不正資金問題も報道されなくなり、国民の血税を私腹を肥やすために湯水の如く使われるようになる。
しかも議員の不正や失敗が報道されなくなれば正しい判断基準が無くなり支持・不支持も出来なくなる。つまり、政治家を選ぶという民主主義の根幹が失われることを意味する。
問題が起きた後すぐに安倍首相が国民に対して陳謝していれば弁解の余地もあったかも知れないが、どうも安倍首相は事態を軽視しているように感じてならない。
未だに安倍首相を擁護するのは右翼・保守ではなく宗教信者
この事態を認識しているのにも関わらず、ツイッターの日の丸アイコンの方々は未だに安倍首相を擁護しているようだ。ここまで国民軽視されて擁護できるのは右翼でも保守でも無くただの宗教信者だ。そもそも日本人の権利を何より重視するはずの保守・右翼が権利を阻害されようとしているのに黙っている事自体がおかしい。
擁護する人達は政権交代して再び民主党が政権を握ったとしても言論封殺を黙認する事が出来るのだろうか?一度前例を作ってしまえば今後も連鎖する事は避けられない。そうなれば待ってるのは政治家ばかりが得をする国の誕生だ。
おわりに
政策自体支持するのは自由だ。しかし、問題な行動は批判をするべきだ。人で批判するかしないかを決めるべきではない。支持していようがいまいが批判すべき事は批判しなければならない。それが出来ない人の意見に価値は無い。妄信的であればそれはその人の意見ですら無いからだ。
前例を作れば、二度目はハードルが下がる。政治家の身勝手で容易に国を動かす事が可能になるのだ。
日本が国民の意見が尊重される民主主義国家であり続けるべきだと願うのなら、国民の権利を軽視する安倍首相を今非難しなければならない。中国や北朝鮮のように自由が縛られてからでは遅いのだ。